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イジメられたら、環境を変えよう

もし、イジメやパワハラの被害を受けているなら、今すぐ勇気を出して、その環境から逃げましょう!

はじめに

私は『分人主義』という考え方に出会って、人間関係がとても楽になりました。

『マチネの終わりに』の作者である、平野啓一郎さんの作品の中に、『私とは何か「個人」から「分人」へという本があります。

私とは何か

『分人』という言葉は造語だそうですが、正直『小学校の授業で習いたかったなぁ』と思うくらい素晴らしい考え方だと思います。

分人とは?


『本当の自分って、どれだろう?』と考える事はありませんか?

友人といる時の自分、上司といる時の自分、飲み会の時の自分、一人で過ごす自分、イジメられている自分など、それぞれ違う自分がいます。

しかし、結論から言うと、どの自分も本物で、自分というものは、相手によって引き出される人格、それが自分の分人であるという事です。

愛とは「その人といる時の自分の分人が好き」という状態

愛する二人

例えば、大好きな人と別れた時、誰でもつらい気持ちになると思います。

しかし実は、その人といる時の自分が好きで、もう二度とその人といる時に出現する自分の分人には会えなくなる。それが「つらさ」の正体です。


他にも『分人主義』を日常に当てはめてみます。

例えば、憧れの人と初めてデートする事になったら、最初は誰でも緊張してしまうと思います。

このような状況の時に、分人主義の考えは、良い意味で下記のように、自分を開き直り直らせてくれます。

『今日のデートの相手は、どんな自分を引き出してくれるんだろう』という具合に。

また、会社の会議やプレゼン等で、緊張した時にも同じことが言えます。

『今日のプレゼンは、聞き手側の雰囲気に身を任せよう』という感じです。

※しっかり準備をする事は大前提での話です。

もしイジメられたら、迷わず逃げよう

いじめ2

では次に、今回一番お伝えしたかったのは、この部分です。

いじめ問題については、様々な状況があると思いますので、一概には言えませんが、結論から言うと「自分を責めない」「環境を変える」

可能であれば、これを即、実行に移す事です。

私自身も、学生の頃だけではなく、社会に出てからも、少しのきっかけで仲間外れにされたり、自分を強烈に否定し続けるという、負のループに陥ってしまった暗黒時代がありました。

しかし、今はこう思えます。

「いじめられっ子の自分という、分人が出現しているのは自分の責任ではない」と。

とは言え、世の中から、いじめがなくなる事はありません。だからこそ、今の環境に我慢して、居続ける必要は全くないと思います。

逃げる事は、一つの選択肢であり、必ずしも悪い事ではありません。

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まとめますと「いじめられるのは、自分の責任ではない」まずは、このように考え、逃げてはいけないと考えるのではなく、「環境を変える」「絶対を責めない」この2つを実行に移すだけで、状況は一変します。

万が一、次の環境でもイジメられたら、また環境を変えたらいいと私は思っています。世の中、確率論で考えてみれば「自分の居場所が100%ない」という事は、不運が続く事はあっても、まずありません。

『環境』によって、様々な自分が引き出されていきます。もし『今の自分が嫌い』という方は、まず、現在の分人構成比率を見直してみる事をお勧めします。一人でも多くの分人が増えれば、その分自分をきっと好きになれると思います。

伊吹

まとめ

愛とは『相手の存在が自分自身を愛させてくれると同時に、自分の存在によって相手が自らを愛せる事』

足場となる、分人の構成比率を大切にする。

イジメられたら自分を責めずに「環境を変える」


※本文は、個人的にピックアップした内容です。

詳しくは是非、平野啓一郎さんの「私とは何か」を読んでみて下さい。人間関係に対する考え方が楽になるかも知れません。

私とは何か「個人」から「分人」へ

平野啓一郎(著)講談社現代新書

最後までお読み頂き、有難うございました。


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よーぺい
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