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渦巻銀河 メシエ51


https://apod.nasa.gov/apod/ap220902.html

この可愛らしいカタツムリのような銀河は、メシエカタログ51(M51)の渦巻銀河である。

メシエカタログ
フランスの天文学者であるシャルル・メシエが作成した星雲・星団・銀河のカタログである。
メシエが彗星を探索するのに際して、彗星と紛らわしい天体の一覧を作ったことが始まりである。
M1からM110まである。
ちなみにM1は超新星爆発の残骸であるカニ星雲。アンドロメダ銀河は、M31である。

位置は、北斗七星の柄杓のところか、柄の部分を辿り、最後の明る星を見つけたら、その南西の方向に望遠鏡を向けると見える、・・・らしい。

渦巻きの腕が、伴銀河であるNGC 5195の前を掃いている。

NGCカタログ(NGC catalogue)
星団・星雲・銀河など、見かけの様子が単独の恒星とは異なる天体を集め、その天球上での位置を示したカタログ。
ドライ屋が1888年に発表した、新一般カタログ(New General Catalogue)の英文字の略称。
ただし、現在は、通例、1973年に改訂された『改訂 NGCカタログ』(Revised NGC)を指す。
全部で7840この天体が掲載されている。
カタログに掲載されている天体は、NGCに続けて掲載番号を付し、NGC557などと呼ぶ。


また、渦巻きの腕が変形していることから、銀河同士の潮汐力の影響が窺える。

また、左の方には、赤く輝く、電離水素ガスが広大な範囲(銀河の直径ほどもある)にわたって存在することが、わかる。
この電離水素ガスの存在を写真に撮るため、90時間ほどデータを取ったらしい。

そりゃ、そうだろう。
電離ガスが銀河と同じほど明るく輝くはずがないもの。




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