この可愛らしいカタツムリのような銀河は、メシエカタログ51(M51)の渦巻銀河である。
位置は、北斗七星の柄杓のところか、柄の部分を辿り、最後の明る星を見つけたら、その南西の方向に望遠鏡を向けると見える、・・・らしい。
渦巻きの腕が、伴銀河であるNGC 5195の前を掃いている。
また、渦巻きの腕が変形していることから、銀河同士の潮汐力の影響が窺える。
また、左の方には、赤く輝く、電離水素ガスが広大な範囲(銀河の直径ほどもある)にわたって存在することが、わかる。
この電離水素ガスの存在を写真に撮るため、90時間ほどデータを取ったらしい。
そりゃ、そうだろう。
電離ガスが銀河と同じほど明るく輝くはずがないもの。