ナポリの空、流星
流星というのは、宇宙の塵が地球の大気に突入して燃え尽きる時に発する光が光の帯あるいは、光の矢のように見えるものだ。
この宇宙塵は、大きさとしては数ミリ程度のものがほとんどで、稀に数センチほどに物があり、その時は火球という隆盛より大きな光の帯を作る。
と言っても、この小さい宇宙塵だが、1日あたり100トンほど地球に降り注いでいることになるという。
流星一個1gとして計算すると、(100万個) 1億個くらい地球に降り注いでいることになる。
予想以上に多いと思わないだろうか。
さて、この写真だがナポリ湾にあるリゾート島カプリ島で偶然撮影されたもの。
湾を横切ってナポリ湾と周辺の都市の明かりが水平線に並ぶ。手前のカプリ島の街の明かりが煌びやかだ。
流星の落ち込んでいる先に見えるのは、有名なヴェスビウス山。紀元前79年にポンペイの街を壊滅させた火山だ。
そんな歴史や宇宙のことを考えながら、この風景を見ると単なるリゾートの煌びやかさ以上の何かを感じ、しばらく魅入ってしまう。
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