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星々の誕生

15万光年先のかじき座にある散開星団NGC 2040
若さがみなぎり、華やかで美しい。上品さえ感じる風景だ。

https://esahubble.org/images/potw1216a/

夜空の霞のように見えるこれらの明るい星は、天の川銀河の伴銀河である大マゼラン雲(LMC)の中にある散開星団NGC 2040の一部。
最大の星形成領域の1つである。

LMCは、私たちの天の川に3番目に近い銀河。約16万光年離れた場所にあり、天の川銀河の約100分の1の大きさ。

https://apod.nasa.gov/apod/ap100514.html

天の川の下、画面中央やや左側にあるのが、大マゼラン雲。
下の画像は、大マゼラン雲の拡大画像。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E3%83%9E%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E9%9B%B2#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Large_Magellanic_Cloud.png

ちなみに、天の川銀河に近い銀河は、おおいぬ座矮小銀河25,000光年、いて座矮小楕円銀河81,000光年、そして大マゼラン雲(LMC)の順。

ところで、この散開星団NGC 2040は、星が共通の起源を持ち、宇宙空間を一緒に漂っている非常にゆるい星団である。
星団は、星々の性質によって3種類に分類される。NGC 2040 は OB 系の星団で、O 型と B 型の星が 10 個から 100 個ほど集まっている。
天の川銀河に存在する星のほとんどは、この星団で生まれたと考えられています。・・・と書いてある。

なになに、ということは、天の川銀河の星は、もともと、大マゼラン雲(LMC)に所属していたということか。

天の川銀河は、過去にいくつもの銀河を併合して今の姿になっているとのことだが、このことなのか。
ほんとなのかいな。でも、書いてある。

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どうも納得できない。
翻訳ソフトに頼らず、もう一度原文を読でみた。

It is thought that most of the stars in the Milky Way were born in OB associations.

やはり!
この星団から生まれたなんて書いてない。
born in OB associations、OBアソシエーションから生まれたと書いてある。

要するに、OB型のアソシエーションに属していたということで、大マゼラン雲に属していたのではない。

ところで、アソシエーションとは?
アソシエーションとは、同じ起源を持ち、重力的な束縛からは解放されているが、未だ宇宙空間を共に移動している恒星で構成される、非常に緩やかな散開星団のこと。

つまりは、平たく言えば、同郷であるが、組織やグループを作ってまとまってはいない。しかし、なんとなく同じような方向に向かって歩いている集団というところか。

O 型と B 型の星とはどんなものか調べてみたが、分からない。
ほんと専門家は、何気に専門用語を無造作に使う(素人相手ての記事でも)。
まあ、あまりに基礎的なことで、日常頻繁に使うからそうなるのだろうけど。素人には、呪文や暗号に相当する。たまらん。

諦めようかと思ったが、まてマテ、こっちの方向から行ってみるかと、しつこく調べてみた。

O型星:表面温度の系列に属する最も高温の星。表面温度は∼45,000(K)以上。質量は太陽の約25-120倍。太陽の4万倍から100万倍もの光度を持つ。
O型星は非常に若く、数百万年よりも年老いたものは存在しない。

B型星:表面温度の系列に属する高温の星。表面温度は~29,000(K)。質量は太陽の約2.5-12倍。

OB型の星は、非常に熱く明るく輝く星だが、その寿命は短い。O型に至っては、数百万年だという。
数百万と言うと長いと思うかもしれないが、太陽が誕生してから、46億年経っていて、100億年くらいの寿命ということから考えると、極端に短い。



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yasu
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