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冥府の空
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空には、何かの生き物のような、いっ時も同じ形を維持せず、ゆらゆらと動く、光の帯。
地上には、捻じ曲がり、強風に髪を吹き流されたような、貧弱な枝を付けている白樺の木。
地面は、根本もその先も見るからに寒々とした雪が覆う。
冥界があるとしたら、こんな風景ではなかろうか。
これは、ノルウエーのトルムソで撮影されたオーロラ。
オーロラは、太陽からの荷電粒子が地球の大気にあたり、大気が発光する現象だ。
これだけ大規模なオーラが発生するときは、磁気嵐が発生している時だ。
オーロラの緑色は酸素、紫は窒素の原子が発光している。
磁気嵐
超磁気嵐ともいう。コロナ質量放出などによって太陽からやって来たプラズマが地球磁気圏に達して引き起こす擾乱現象のこと。
磁気嵐が発生すると地球磁気圏のイオンや電子の分布が変動する。オーロラが頻繁に発生したり、無線通信に障害が起ったりする。また、人工衛星搭載の精密機器を壊したり、たまに誘導電流のために送電線などに障害を生ずることもある。
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