天の川・黄道光・彗星のチリ・火星のチリ
チリ、サンペデロ・デ・アカタマ上空。
天空には天の川。
放射上に尾をひく、ハレー彗星の置き土産、みずがめ座イータ流星群。
地平線より立ち上る三角形の光は、黄道光。
その中に見える、金星・木星・火星・土星。
黄道は、太陽のみかけの通り道。
黄道光は、このみかけの通り道にあって、太陽を回っているチリに太陽の光が反射して見える、乳白色の光だ。
夜明け前、あるいは日没直後に見ることができる。
この黄道光のチリは、太陽系ができた45億年前にできたものだとか、彗星や小惑星が残したものだという説が有力であった。
しかし、近年、これは火星からのチリが源であると考えられるようになった。
火星の公転軌道は、この黄道の中にあり、火星の砂嵐によって発生したチリが、なんらかの原因で宇宙空間に飛び出したものであろうという。
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