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我々はどこにいるか
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我々は地球に住んでいる。
そして、地球は太陽系に属している。
その太陽系は、天の川銀河の中にある。
ということまでは、大体みんな知っていると思う。
じゃあ、その天の川銀河のどこあたりに、太陽系はあるのだろうか。
・・・・
となるだろうと思う。
その答えがこれだ。
私たちの太陽は、射手座腕とペルセウス腕の間にある、オリオン腕またはオリオン拍車と呼ばれる小さな部分的な腕の近くにある。
天の川銀河そのものの形は、従来4本を腕を持つ棒渦巻銀河だと考えられてきたが(私の子供の頃は、渦巻銀河と言われていた)、2本の主要な腕(たて座ケンタウルス座とペルセウス座)で構成されていることがわかった。
2 つの副腕 (ノルマと射手座) はあまり明確に区別できず、主腕の間に位置している。
主要な腕は、古い星と新しい星の両方の密度が高いもので構成されている。
一方、副腕は、主にガスと星形成活動のポケットで満たされている。
我々の太陽は、射手座腕とペルセウス腕の間にある、オリオン腕またはオリオン拍車と呼ばれる小さな部分的な腕の近くにある。
ということです。
なるほどこうやってみると、太陽は銀河の中心に近くもなく、離れすぎてもいない。
尚且つ、星が密集しすぎているところでも、過疎のところでもない。
かなり絶妙なところに位置している感じがする。
何が絶妙かって。
宇宙を観測するのに絶妙な位置にいると思うのです。
もし、太陽が天の川銀河の中心部にあったら、周り中星だらけで、天の川銀河の外に膨大な宇宙が広がっていることに、果たして気づくことができるだろうか。
また、反対に、銀河の端っこに位置したとしたら、一年のうち半年は、夜空に何もない漆黒の世界を眺めて暮らすことになっていただろう。
なぜなら、星は、銀河中心方向にしか見えないから。
銀河中心と反対方向に見えるの、星ではなく他の銀河だ。
肉眼で見える、他の銀河は数えるほどしかないのだ。
ところで、どうやってこのこと、つまり、天の川銀河の姿、ひいては、太陽の位置はわかったのだろうか。
それは以下のようにした推測するらしい。
星の分布の観察:天の川銀河内の星々の位置と動きを詳細に観察することで、銀河の構造についての手がかりを得る。天の川銀河は、数千億の星々から成り、その分布は銀河の形を示唆しています。
赤外線観測:星間塵による可視光の遮蔽を避けるために、赤外線望遠鏡を使用して銀河を観測します。赤外線は塵を通過しやすく、銀河中心のような密集した領域の詳細な観察を可能にします。
電波望遠鏡の使用:電波望遠鏡を用いて、ガス雲や新星などの電波を放出する天体を観察します。これらの観察からも銀河の形状に関する情報が得られます。
パララックス法と恒星の動き:近い星々の位置の微妙な変化(パララックス)を計測することで、その距離を測定します。また、星々の動きを追跡することで、銀河内でのその動きと銀河の回転パターンを理解することができます。
これらの方法を組み合わせることで、科学者たちは天の川銀河が螺旋形状をしていること、そして私たちの太陽系がその腕の一つに位置していることを明らかにしています。
なんですと。
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