カリーナ星雲 北部
これが絵だとすれば、なかなか激しいドラマチックなテーマだろう。
この写真は、カリーナ星雲の北端を詳細に捉えたもの。
カリーナ大星雲は、巨大な星形成領域で、その大きさはオリオン大星雲よりも大きく明るい。
しかし、南の空にあり、人類の大部分は北に住んでいるので、あまりよく知られていない。
この写真の、左下には、小さな散開星団 (NGC 3324)を囲む、発光星雲(IC 2599)、ガブリエラ・ミストラル星雲がある。
画像中央の上には、大きな星団(NGC 3293)があり、その右側には、発光星雲Loden 153がある。
しかし、カリーナ星雲で最も有名な、エタカリーナ(Eta Carinae)は、写っていない。
この星は、かつて南天で一番明るい星になったこともあるが、現在暗くなっている。
今後数百万年以内に超新星爆発を起こすと予想されている星です。
サポートしていただけるなんて、金額の多寡に関係なく、記事発信者冥利に尽きます。