こりゃ何だ?・・・;NGC 1097
こりゃ何だ?
最初にこの銀河の写真を見た時の感想だ。
銀河の腕は、普通銀河円盤に沿っている。
それが、この銀河では、大きく捩れている。
その上、カタツムリの角のような、ジェットが上に2本下に1本出ている(元記事には4本と書いてあるが、私に4本目が判別できない。)
銀河の腕は青く輝き、ピンク色の領域が散らばる。
盛んに新し星が生まれているところだろう。
その上、銀河の中心から約40,000光年のところ、右上とその下に小さな銀河を抱え込んでいる。
ということは、この銀河は3つの銀河が融合してできているということになる。それで、この銀河の腕は捻れているのだろう。
それにしても、このX字(私にはYにしか見えない)のジェットはなんであろうか。
解説によると、一見すると銀河の中心から出ているジェットのように見えるけれども、多分それは違うだろう。
ずっと昔に、この銀河が矮小銀河を飲み込んだ時に崩壊した銀河の痕跡、化石スターストリーム(スターだから、星であってガスじゃない)であろう。
と書いてあった。
ということは、この銀河少なくとも3回他の銀河を飲み込んんだ(融合した)ことになる。
なんと気の多い銀河だ。
銀河同士の衝突合併で、恒星が衝突することは、お互いの距離から考えてまずないであろうと言われている。
しかし、惑星や小惑星、彗星等になると、恒星の数の比ではない。きっと、あちこちで衝突が起きたのじゃないかと思う。この銀河の惑星の生物は、かなりの災難に出くわしているのじゃなかろうか。
こうして側から見ていると、なんとも綺麗な銀河だが、そこの住民でなかったことに感謝です。
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