太陽の表面は滑らかではない
太陽の表面は滑らかではない。
こういうと、それはそうだろう、核融合が起こっている水素の塊だから、平坦なはずがないと言われると思う。
しかし、同じように気体の惑星である木星の大気も激しく動いているが、遠くから見ると滑らかに見える。
しかし、太陽はというと、こんな感じだ。
無数の粒々が見えると思う。
これは、スウエーデンの太陽望遠鏡で写した、太陽表面の3D画像です。
この小さい粒は、粒状斑と言って、光球(我々が見ている太陽)に起きている対流によって生じている。
小さく見えるが、幅は、300Kmから2000Km近いものまで、平均1000Kmある。
隣り合う粒状斑の中心間の平均距離は、1300Kmという。
この粒状斑の中心から光球の熱いプラズマが上昇してきて、冷えると周辺に流れ、そして、また、沈み込んでいっているのです。
この粒状斑の寿命は、約6分から10分くらいという。
20分程存在して、その後新しい粒状斑ができるという繰り返しが、太陽の表面では起きているのです。
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