星のゆりかご、M106
1781年に フランスの天文学者ピエールメシャンによって発見され、その後、彼の友人であり同僚であるシャルル・メシエのカタログに M106(メシエカタログ106番)として登録された銀河。
天の川から、2100万光年の距離にあり、直径約3万光年の大きさである。
この銀河、写真を見てすぐ気づくのは、銀河の中心を取り巻く渦が、青い星で成り立っていること。
銀河中心付近から、赤い筋が噴き出していること。
青い星が多いということは、ここでは星がたくさん誕生しているということを意味する。
なぜなら、星が青くなるのは、青色巨星、青色超巨星ができているから。
青色巨星、青色超巨星の寿命は、数百万年から、数千万年と考えられている。
つまり、これらの星は、数百万年から、数千万年より古い星がないということになるからである。
銀河の中心付近から噴き出している、赤い筋は、水素ガスのジェット。
この銀河の中心には、ブラックホールがあり、電波からX線までの広範囲の電磁波を発している。
いわゆる、活動銀河だ。
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