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星のゆりかご、M106

https://apod.nasa.gov/apod/ap210409.html

1781年に フランスの天文学者ピエールメシャンによって発見され、その後、彼の友人であり同僚であるシャルル・メシエのカタログに M106(メシエカタログ106番)として登録された銀河。

天の川から、2100万光年の距離にあり、直径約3万光年の大きさである。

メシエカタログ(M)
シャルル・メシエによって、分類登録された、銀河・星雲のカタログ。M1〜M110まである。
M1は、おうし座カニ星雲。
M110はアンドロメダ座の伴銀河。
アンドロメダ銀河は、M31

この銀河、写真を見てすぐ気づくのは、銀河の中心を取り巻く渦が、青い星で成り立っていること。
銀河中心付近から、赤い筋が噴き出していること。

青い星が多いということは、ここでは星がたくさん誕生しているということを意味する。
なぜなら、星が青くなるのは、青色巨星、青色超巨星ができているから。

青色巨星、青色超巨星の寿命は、数百万年から、数千万年と考えられている。
つまり、これらの星は、数百万年から、数千万年より古い星がないということになるからである。

銀河の中心付近から噴き出している、赤い筋は、水素ガスのジェット。
この銀河の中心には、ブラックホールがあり、電波からX線までの広範囲の電磁波を発している。
いわゆる、活動銀河だ。

活動銀河
銀河の中で、中心部の非常に狭い領域(1光年以内)から銀河全体を凌駕するような強い電磁波を放射しているものがある。これを活動銀河核という。
活動銀河核を持っている銀河を活動銀河という。
中心部にブラックホールが存在していると、考えられている。

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