赤い月と氷の巨人
11月8日(2022年)の皆既月食を見た人もたくさん居られたと思う。
その際、天王星の食も同時に起こり、皆既月食と惑星の食が同時に起こるのは、442年ぶりであり、次に起こるのは、322年後だということも聞いたと思う。
ところで、この天王星どこにあったんだと思ったのではないか。一生懸命目を凝らしてみても、どれか分からない。
双眼鏡で見てみても、分からなかったという人が殆どではないか。
私も、分からなかった。
この画像を見ると、こんなちっちゃいのを素人に見つけろというのは、無理でしょうと思う。
しかし、天王星というのは、そんなに小さい惑星ではない。
太陽系で、木星・土星・天王星と3番目に大きい惑星なのだ。
天王星の直径は約 50,000 キロメートル で、地球の約 4 倍の大きさ。地球の直径は約 12,800 キロメートルで、月の直径 約3,500 キロメートルの約 4 倍です。
天王星 は主に岩石と氷で構成されていて、厚い水素とヘリウムの大気がある。天王星の大気の色合いが青いのは、赤い光を優先的に吸収する少量のメタンがが原因だと言われている。
とまれ、太陽・地球・月・天王星と一直線上に天体が並んだのだから、やはり珍しい現象だったのだ。
見られた人は(たとえ、天王星を認識できなかったとしても)、あの時の現場にいたんだと、後世の人に言おう。
(だから、と言われるかも知れないが、そんな無粋なやつは無視しよう。)
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