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遅〜い・・Macを起動ディスクを外付けSSDにして、爆速(前から見たら)にする

結論から言えば、これをやらないてはない。
手間も大してかからない。
もっとも、私は、まるまる3日間掛かったけど、それは後述する特殊事情があったからだ。通常は半日(実動時間1時間弱)もあれば楽勝だろう。

手順は、
1 SSD2個用意する。ポータブルで十分。すでにタイムマシンが稼働している外付けHDがある人は、SSDは一個で良い。

2 SSDを初期化する。タイムマシン用は、初期化しなくてもタイムマシンに設定すると自動的にやってくれる。

3 MacOSをダウンロードする。Appleのページに飛ぶと、バージョンアップ版が出てくるが、検索をかけて、ソースの方をダウンロードする。

4 3でダウンロードが完了すると自動的にインストール画面になる。ならなかったら、ダウンロードしてファイルからインストールする。
保存先を聞いてくるので、用意したSSDを指定する。

5 あとは、普通のインストールと同じで各種設定を聞いてくるので、それに対応すればいい。

6 MacOSのインストールが完了したら、タイムマシンからの復旧をするか聞いてくるので、お願いする。これで完了。従来と同じ環境(アプリ、データ等)下で、サクサク動く!

7 次回立ち上げ時に、電源を入れたら、即{Option}キーを押す。押して押し続けると、起動ディスク選択画面になる。ここで、SSDを指定してリターン。これは、初回だけで、次からは、自動的にSSDを起動ディスクとしてくれる、・・・らしい。

らしいというのは、私の特殊事情で、試みてないから。


さて、作業は上記の通りだが、一応時系列に従って、ことの経緯を話すと次の通り。

デスクトップのiMacの動きが遅すぎてほとんど使い物にならなくなっていた。実は買った瞬間から、遅いなと思っていたのだが、特に最近は遅すぎる。なにせ、アプリを起動するとしばらくして、このアプリは反応していません、などとメッセージが出るような始末。

だから、ほとんどノートパソコンのMacBookAirを使っていた。
差し当たり問題ないのだが、不満は画面の大きさとキーボード。

私は、文章を二つ並べて作業するようなことがあるのだが、MacBookAirだと画面に収まり切らず、作業がしにくい。

また、
だいぶノートパソコンのキーボードにも慣れたが、キーボードはiMacの方が、断然使い易い。

iMacは2014年製の21.5インチ版。
メモリーの増設はもちろん、ハードディスクの交換も難しい。

買替えも考えたが、20万円以上する。
作業効率を考えると、仕方ないとも言えるが、何か他に方法がないかと調べてみた。

外付けSSDを起動ディスクにすると早くなるという記事を見つけた。
データで見ると10倍以上の速さになりそう。
価格は1テラの容量でも13,000円ほどである。

要するに、13,000円ほどの出費で、内臓HDをSSDに変えるのと同じような効果が期待できるということだ。

よしやろう。
問題は、起動ディスクにはどうやったらできるかだ。
単に、データの保存にSSDを使うようなやり方では、効果は高が知れている。

初めに考えたのは、タイムマシンのバックアップしてあるものをそのままSSDに移せばいいのじゃないかというものだ。
しかし、どうもそういうわけにはいかないらしい。

OSをバージョンアップした時なんかに不具合が出た時、タイムマシンで過去の状態に戻せるはずだと思っていた。それなら理屈は同じではないか。

実は、私はタイムマシンから復旧したことがない。
幸い、そんな事態になったことがなかったからだ。
だから、タイムマシンのこの辺りの仕組みはよくわからない。

もっと研究してみようかとも思ったが、優先順位的には、とにかく、iMacを使えるようにすることだ。

ということで、SSDにOSをインストールし、OS以外はタイムマシンから移すという方針にした。

あとは、上記の手順でいいのだが、私の場合、ちょっと、いや根本的な問題があった。
{option}ボタンを押しても起動ディスクの選択画面にならないのだ。
正確にいうと、なったりならなかったり。

従って、OSのインストール自体がうまくいかない。
どうも再起動する時に、SSDを読み込まず、内蔵HDを読みに行っているようなのだ。
BIOSがおかしいのか、ひょっとするとキーボードが壊れているのか。
どうもよくわからない。

万事休すかと思ったが、待てよ、ちゃんと動くノートパソコンでSSDにインストールしたらどうかと思い付いた。
そこで、やってみたら起動ディスクはできた。
これをiMacに繋げばOK・・・となるはずだが、だめだった。

上記のように、起動ディスクの選択画面が出てこないのだ。
これでは、本当に万事休す。

ショップに持ち込んだ。
ショップの27年間Macに触っているという店員さんに聞いたら、言下に、「それでは動きません」と言われた。

理由は、MacBookでインストールしたものは、それ用になっていてIMacでは動かないのだとか。
確かに、機種によって必要なドライバーとか違うだろう。しかし、そんなものは一応OSの中に全部入っているのではないか。大体、ネットでは、他のパソコンに持っていっても動くと書いてあった。

店員さんにそれをいうと、面倒臭い素人が訳のわからないことを言っているというような反応になって、自分でやってみろ、ここではしないとのこと。

実は、ショップに持ち込んだ段階で、起動ディスクを選択する画面が表示された。腹が痛いと、救急車を呼んだら、病院に着く頃には治っていたというような感じだ。

どうも{option}ボタンを押すタイミングと離すタイミングにも関係ありそうな気がした。

で、ショップの店員さんの対応に、これで贔屓のお客が一人消えたぜ、とか心の中で思いながら、家に帰ってやってみたら、
動いた! それみろ!

ただ、もう一回やっても同じように、起動ディスクの選択画面が出てくるかは、全然自信がない。だから、電源を切るのが怖い。
そこで、電源入れっぱなしで使っている。

ショップでは、診断プログラムにかけると、HDが壊れているとか、古すぎる型だから、もう寿命だとか、もうすぐOSのバージョンアップ対象外になるとか、散々言われ、買替えを勧められた。

いやいや、こんなにサクサク動くのにその必要はないでしょ。
私の趣味としては、機械はその能力、耐久性の限界まで、使い切る!

もし万が一、壊れてもバックアップはタイムマシンで取ってあるから、怖くない。新しい機械にタイムマシンから、移行すればいいだけ。すぐ済む。
この点、クリーインストールして、いちいち、データはもちろん、アプリを一つづつインストールし直ししていたことを思えば、天国ですわ。

もし、読者で、古いパソコンで動作が遅いと思っている方がおられたら、外付けSSDを起動ディスクにするという方法は、試してみる価値はあると思いますぞ。

この記事もiMacで書いています。
画面が広い、キーボードが使い易い、新品のパソコンを買ったみたいで、ちょっとウキウキ、記事執筆も進む・・・かな。



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