キャッツアイ星雲の全景
キャッツアイ星雲というと、この画像の中心部に見えるところが有名だ。
キャッツアイ星雲のようなものは、惑星状星雲と呼ばれ我々の太陽クラスの恒星が、超新星爆発を起こし、白色矮星になるその最期の時期の姿だと考えられてきた。
そして、この惑星状星雲になる段階は、10,000年ほど続くと考えられてきた。
しかし、近年上の写真のように、惑星状星雲の周りにハローがあるものが見つかってきた。
このハローは、恒星が惑星状星雲になる前に、恒星から物質が放出されたことを示している。
そして計算してみると、このハローは、50,000年から90,000万年前にできたと推測される。
ということは、我々の太陽と同程度の星が、その終末を迎え惑星状星雲になる前段階で、このようなハローを形成する物質の放出をする現象が起きるということになる。
ということで、従来の星の進化モデルに修正が加えられることになる。
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