肉眼で見える、最も大きな球状星団は、星団ではなかった。
NGC 5139:Omega Centauri
直径150光年で17,000光年離れた肉眼で見える球状星団。
約、100万個の星が含まれている。
球状星団は、含まれる星の年齢がほぼ同じく、かつ古い星であることが多い。しかし、このオメガ星団は、古い星と比較的新し星が混在している。
なおかつ、通常の球状星団の10倍の大きさである。
このような性質から、これは球状星団ではなく、天の川銀河にその外辺を剥ぎ取られた、矮小銀河の核ではないかという説があった。
近年といっても2008年だから、かなり前だが、このオメガ星団の中心に中間クラスのブラックホールが見つかった。
それで、オメガ星団は、球状星団ではなく、矮小銀河の核であるということに決着がついたということらしい。
ということは、我が天の川銀河のすぐ隣、接するくらいの隣に、オメガ銀河があるということになるのか。銀河と言っても、それぞれ構成要素というか、成分の割合とかが、異なっている。何か別世界が隣にあるような感じで、ロマンを覚える。
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