刹那と永遠
我々の時間からしたら永遠に輝き続ける星々。
その星々の海を鋭く斜めに切り裂くように、どの星よりも明るく光る光球。
同じく天体が織りなす、永遠と刹那。
今在ること、在ったこと、そして在り続けること。
なんて、考えてしまう写真だ。
この光球は、ふたご座流星群をカナダでとらえたものだ。
ふたご座流星群は、小惑星3200ファエトンの公転軌道上に撒かれた粒子の帯を毎年地球が横切る事によって、起きる。
ファエトンがその公転軌道上に残していった塵の帯に地球が突っ込み、その結果、塵は秒速22キロメートルの速さで、地球の大気とぶつかり高熱を発し、わずか数秒光る。これが光球の正体だ。
この光球の真ん中右側に明るく光るのは、木星。
真ん中下方に、プレアデス星団。その下に三角形をしたヒアデス星団が写っている。
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