「『経営進化論』ティール組織で社長も社員も自由になる」 #011ティール組織は特別な組織ではない
ティール組織というと
「管理をなくす」
「肩書、役職を廃止する」
「売上目標がなくなる」
「教育しない」
「評価しない」など。
無くなるものばかりに
注目が集まり、
本当にそんなことができるのか?
という話になります。
私自身もティール組織というと
「おとぎ話」
「ファンタジー」のたぐい、
という感じで全く受け付けませんでした。
でも実際のティール組織導入のプログラムで
やることというと
・価値観(コアバリュー)の言語化
・業務フロー図の作成
・業務内容の言語化、一覧表の作成
・一人前基準(成長のロードマップ)
・情報の流れの見える化
・リアルタイム収支情報提供(お金の流れの見える化)
いかがでしょうか。
一般の企業でも必要なことではないでしょうか。
生物の進化も
組織の進化も同じで、
以前あったものを全く否定して
成り立つ進化は有りません。
必ず、以前のものを内包しつつ
進化していきます。
そこが重要です。
従来型の組織の否定ではない、
という点です。
ティールはそのどんな組織にも大切な、
言語化や見える化を
権力を持った人が管理するためではなく、
現場で動く人たちが
今何をしなければいけないのか、
ということを判断するために
仕組みを作るのです。
作り上げる枠組みや、
仕組みは特別なものではない。
でも最後の管理を手放せるかどうか、
ここが最も経営者の覚悟が
問われるところです。
でもその覚悟って、
あるから偉い!
ないからダメ!
ということではなく、
その人その人のタイミングだと
思っています。
全ての会社にティール組織が
必要なわけではなく
必要なタイミングで
導入すればいいのです。
【ポイント】
ティール組織は従来の組織と
全く違うものではない。