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(Unknown) / Dream -夢の時-

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近年注目を集めるダイソーの「ザ・CD」シリーズ。
中でもアンビエントやシティポップ、フュージョン再評価の流れの中で、一部の物好き達が集めているのがこの「デジタルサウンド・リラクゼーション」シリーズである。

当作はそのVol.9に当たり、テーマは「夢」。恥ずかしげもなく「 Dream」というタイトルも冠されている。夢がテーマとなると眠りに誘うようなしっとりしたアンビエントかと思いきや、意外と溌剌としたフュージョンが収録されている。

当然大真面目に作ったようなものではなく、職業作家が食う為に作った程度のものだと思うのであるが、一応大半がオリジナルでもあり、今の耳で聞くとそこまでチープにも感じない。⑥・⑩等はシンセのアンサンブルも含めて凝った作りになっており、名前が出ない作品ながらも作家の矜持を精一杯示しているように思う。

尚、企画・制作は「エスワイアソシエート」という会社のようですが、検索をかけても何も情報が出てこない。90年代〜00年代前半頃に跋扈したヒーリング系音楽などで食っていた会社(か作家集団)なのだろうか。知っている人がいたら教えて欲しい。

①マザーズ・ソング
②メモリーズ
③白鳥
④船乗り
⑤不思議なディスタンス
⑥ドクター・ファビー
⑦心を開いて
⑧エアー
⑨気をつけて!
⑩オーバー・フィーリング
(Daiso / CD-R-19)

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