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退院してホッとしたのも束の間、え、新しい病気発生ですか!?

相変わらず食欲は戻らず、もっぱらYouTubeの大食い動画にお世話になる日々。
食べられないなら、見て満足するしかない。
そしてリハビリでは歩けていたはずなのに、貧血のような症状で立つのもしんどくなり、ついには這って移動。
いや、これもうリハビリの成果ゼロじゃん。

退院と同時に始まった血尿、今度は何?と困惑。
数日間は様子を見ていたけれど、流石におかしいと病院に電話すると、「泌尿器科を受診してください」との指示。
はい、また病院コース入りました。

病院に着いて受付で立っていたら、急に気持ち悪くなり嘔吐。
そのまま車いすで運ばれ、ベッドでダウン。
もうこの時点で「もう一回入院ですか?」って心の声が漏れそう。

慌てて駆けつけた担当医。「退院、早かったかな。嘔吐は怖いね」と、すぐさま頭の検査。
そして血尿の原因を調べるため、膀胱ガンの可能性も考えてCT造影剤検査へ。

結果、頭も膀胱も異常なし。え、じゃあこの血尿は何!?

医師いわく、原因は「溶血」。赤血球が破壊されることによるものらしい
。「だから貧血みたいな症状が出てたんですね」と言われても、そんなこと知らんがな。

しかし、なぜ溶血が起こったのかは不明。
輸血が原因ならもっと早く症状が出るはずだし、手術の影響かもしれないけど確定できない。
つまり、「よくわかんないけど、そのうち治るでしょう」ということで、特に治療はせずに様子を見ることに。

そして再入院を勧められる。「え、、、自宅で安静にするので帰らせてください。」

そうして自宅療養を選択。これが大正解。
何も生活を変えていないのに、ある日を境に血尿の色が薄くなり、ついには完全消滅。
人体の神秘。
私の体、いったい何が起こっていたのか。

今の医学をもってしても、原因不明のことはある。そう思うと、ちょっと面白い。

退院後も体調は完璧ではなかったけど、気持ちはずっと明るかった。
やっぱり家は最高。
プライバシーは守られてるし、ベッドはふかふか、レンタルパジャマじゃないし、家族の物音すら心地よい。

自分の体は思い通りにならないけれど、時間をかければちゃんと回復する。

「溶血の謎」なんていうミステリーを経験したけど、なんだかんだで元気になったし、まぁ良しとしよう。

次回「手術から2ヶ月 職場復帰へ」

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