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暖暖|クマのぬいぐるみ×4つ
どうも、クマのぬいぐるみに縁があるみたいなのです。
というか、これまでの人生にクマのぬいぐるみが切れ目なく現れています。途中、捨てられたり捨てたり。でも、必ず次がすぐに現れます。最初は親から。2つ目は祖母から。3つ目は恋人から。4つ目が今日のクマです。全てテディベアの形態。特に愛好家ではないのですが、振り返ればそうだった。そういう縁ってあるのかな?不思議。と思ったので、書き留めておきます。
2つ目のクマの話は、こちらです。
今日は、4つ目のクマの話です。
聞けば、おかしいと思われるかもしれないのを恐れずに告白すると、このヘッダー画像のイラストにあるような、自分の顔の2倍あるかと思われる大きなクマのぬいぐるみ。それが、私のベッドを常に占拠しています。
身長を測ったら140cmありました。適度にころんとしています。
だから自粛生活直前に、私は羽毛布団を新調したのです。セミダブルサイズにしました。寝ていると、どちらも大きくて、どちらかがはみ出すからです。
購入のきっかけは、姉が泊まったある日、おしゃべりに花が咲いた夜、「じゃ、おやすみ」と言って静まり返った後、寝返りのたびに何度か、がさがさっとクマに布団をかける音をさせていると、すかさず、
クマは寒くないから
ぬいぐるみだからっ!
と、ツッコまれました。
それはわかっているのですが、そうもいかないのです。生きている動物も、生きていない動物も、気にかかるのです。ただ、寝ている間に床に落ちていることについては…、どうしようもないのだけれど。
実はそのクマ、もともと親へのプレゼントで購入したものなのです。年老いて寂しさを隠さなくなったことに気づいて、話し合って子供たちから贈りました。
本格的なテディベアで、とてもよくできています。もうお店が無いのですが、都内のぬいぐるみ専門店を訪れて、一眼で気に入ったのがそのクマです。でも、最初は巨大すぎて予算外で迷いました。山のようにディスプレイされている、ぬいぐるみの頂点に鎮座していました。抱き心地がポイントで探していたので、大きめになるはいいのですが、巨大すぎる!
店内をそれこそ熊のようにぐるぐる歩き回りました。とうとう妥協することに決めて、中サイズの他のクマを選ぼうとした瞬間に、なぜか姉に電話をし「大きい方がいいなら、私はいいよ」と承諾を得て、正々堂々と巨大なクマの方を購入しました。帰り途、通りすがりの子供たちから「あ、クマだ」「クマだね」と後ろ指を刺されつつ、背中に背負うようにして家に持ち帰ったのを覚えています。配送すればよかったのだけれど、待ちきれませんでした。ホラっ!て、見せたくて、喜ばせたくて。
そんなクマでしたが、酷い働き方をしている上に引っ越して置き場がなかったとき、分厚いビニール袋に入れ密封し、屋根のある外へ放置していていた時期もありました。が、あるとき思い立って、自宅で洗濯しました。浴槽で、エマールで、漬け置き手洗い。その後、真夏だったけれど三日三晩干しました。そうしたら、ほっかほかのふわふわに蘇り、いい香りになりました。一休みさせるようにベッドに寝かせたら、それからずっとソコにいます。わからないものですね、そのクマはその時から私のものになりました。
ひとりで寝る派なのですが、ぬいぐるみだから大丈夫なのかというと、そうでもなくて気を使います。でも、あそこしか居場所はないのです、今のところ。
正直にいえば、ぬいぐるみの癒し効果は絶大で、今では手放せません。大型犬と添い寝できない環境でしたら、試してみてください。半年ぐらいで、その効果に気づくかと思います。