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見えた!workスペース

紫のカラー(Calla)花言葉は「夢見る美しさ」だそうです。これは白に斑入りの紫ですから花言葉は「なかば夢見がちなしとやかさ」になるのでしょうか。

ようやく「死んでいる部屋」の片付けが始まりました。

当初は、姪との約束を守るための片付けでした。約束の内容は、お泊り誕生日会開催。片付けた部屋で盛大に「すき焼き」鍋を囲み、その夜泊まってもらう予定です。が、僅かにできた部屋の「空き」スペースからのぞき見えたのは新オフィスを思わせる「workスペース」。どうなることやら?というところです。

ここまでの経緯はこちらの記事で、なんとなく続きものになっています。

①姪と久しぶりに再会しお泊り誕生日会を約束する
 「一緒にソフトクリーム食べて待ってるよ」

②その約束が幸運な形で保留になる
 「風が吹けば桶屋が儲かる式で仕事の初依頼をいただきました」

③姪より仕事の依頼主との約束が優先され保留のまま継続中
 「まったくリモートではない初仕事だが」




カラーの花言葉は「清浄」

カラーは、棒状に突き出たところが雄蕊(おしべ)ではなく「花」。で、まとう曲線は「花」ではなく葉が変形した「苞(ほう)」というパターンのサトイモ科の植物だそうです。包まれた花の姿が、慎ましさを連想させるのでしょうね、修道女のようだと記されていました。カラーの花言葉は「清浄」

この花は、たまたま2週間ぶりのスーパー買出しで手に入れました。大きな花束のなかに、含まれていました。

よく花を買う方なのですが

いつもは適量を求めます。が、この日はふだんの20%くらいのびっくり価格。5000円くらいする花束が1000円で販売している感じです。分量は中型花瓶×2~3個分。本数でいうと20本前後。ユリ、カラー、バラ、ケイトウ、ひまわり、ヒペリカムの実等などが複数本ずつあったりしながら入っていました。枯れかかってもなく、珍しい。ずっしり抱いて持ち帰りました。

こう暑くなると生花は日持ちしないし、そうでなくとも花市場はご時世の影響で荒れているのでしょうか。

「よく花を買う方なのですが」とかいうと、美しく整った家を連想してくださるかもしれませんが、そうでもありません。し、実は「死んでいる部屋」を一つ抱えています。

「死んでいる部屋」とは

その部屋は、段ボールと家具により天井までコンプリートに詰められています。工学系の身内が無機質に意味なく詰めてくれましたので、何がどこにあるかもはや不明。その後、自ら最後の段ボールで入口に蓋をしてしまったあと、全く入りこめない空間になり果てました。息苦しい部屋です。もちろん清掃できませんから埃は積もっています、恐らく。

そう、家にはそういう動いていない部屋があり、何かをスタートする前に、まずはそこを片付けたいというのが全てのブレーキになってしまっています。いわゆる「汚部屋」とはまた違う問題を抱えていて、この部屋ができたのも、それを放置しているのにも、それなりの理由が複雑にあります。が、一番は、骨折した左指と挙がらない右腕でした。

骨折がただの骨折ではなかった

段ボールのような重いものが持てないだけでなく、何をやっても痛い時期がありました。しかも両手が痛い。骨折したのは指一本なのに、原因不明に両腕の付け根から腫れあがる期間が半年以上あり、手にまつわる運動はもちろん生活作業が全般的にできませんでした

学校に通う申請のとき「キーボードは打てますか?」と聞かれた感じです。それが一年くらい前のこと。そこからアップダウンありつつ、ゆっくり改善。長く先が見えない不安がありました。

ところが、自粛で生活内容が激変したのが功を奏したのか、徐々に改善へ舵がきられて動き出しました。だから私は自粛生活が向いているのかも。

6月に入ってから生クリームの撹拌やパウンドケーキのためのバターホイップをよくしていますが、これは手が動くようになった証です。骨折した左指をつかってボールをおさえられる喜び、痛くて力が入れられなかった右の上腕二頭筋が単純な撹拌程度なら耐えられる喜びを感じる作業です。

腎臓デトックス

しかも、先月から試している「腎臓デトックス」により改善がギュンっと加速しました。

このデトックスをはじめたきっかけは、肛門からカエルの卵みたいなものがズルズルでてくる夢を見たこと。ヘンテコなきっかけですが、自分に関する思いも寄らないことは脈略なく降ってくるものだと思っています。

漢方薬でも飲んだ瞬間から効く体質なのですが、明らかに手の動きに違いが出てきました。腎臓と上腕はつながっている? 1年くらいかけて改善してきた60%が、半月で80%以上にギュンっと伸びる感じ。7割超えるのって大きいですし、「もう痛みから解放されるのも時間の問題だ」と身体感覚で思えたのが凄い!なんといっても「雑巾がけ」ができるようになりました。

知らなかったけれど「雑巾がけ」って結構いい運動なんですね。しゃがんで、前かがみになって、腕に体重をかけて前に出す。怪我から9が月間左右の腕が不定期に腫れあがっていましたが、それがなくなった後でも、とにかくこの腕を「前に出す」動作のところで、手や腕になんらかの痛みが走っていました。それがデトックスのあと、雑巾がけができるまでに改善。すごく嬉しい!クイックルワイパーではとれない汚れがとれて、床がピカピカ。

もともと本来は右手の握力35kg以上ありました。今は長期の不具合で腕の筋肉が激減してますから、筋肉もつけないとプヨプヨから卒業できません。

それで、手の支障がなくなっていくことで、心の負担だった「死んでいる部屋」への麻痺した感覚もなくなっていったのです。つまり部屋の惨状がリアルな問題になってきました。

「死んでいる部屋」への外圧

心の問題として、どうしようもない時にどうにかしようとする焦り、あるいは適当な距離からどうにかするように言われることがとても辛くて、麻痺させていました。逃避というより防御。ただいったんそれを解除してしまい覚醒すると、二次災害のように時間と共に累積した負債の現実味が、一気に押し寄せ圧迫してきます。つまり片付けだけの問題じゃなくなる。そこからは、今度は逃げたくなったりして大変。もう少しなのに、なかなか片付けが始まりませんでした。もっと何かが出てくるのが怖くて。

ところが、ある日、片付ける方向に外圧がかかってきたのです。一つは、居住空間の工事のお知らせ。もう一つは、満月の日におきた深夜の恐怖体験です(この深夜の恐怖体験はまだ警戒中なので後日記事にできたらとしたいと思います)。この二つの外的要因で、とうとう先日「死んでいる部屋」にメスを入れました。

作戦:レンタルスペースへ荷物を少し預ける

実行した作戦は、レンタルスペースに一時的に開封していない段ボールをそのまま預けるという、いまさらな名案。身内からの「焼け石に水なんじゃないの?」という野次めいた的確な指摘を参考にしつつも、とりあえずそれで重い腰をあげました。運良く仕事のできる親切な業者さんがきてくださり、いろいろアドバイスをもらい、一部ダンボールを搬出。

そしたら部屋に少しだけれど「空き」が生まれたのです。少しでも、まずは、やっぱり動かすもんですね。

部屋の中に入っていける! 物を動かせる!

興奮しました。そのできたばかりの狭い「空き」スペースをウロウロ、嬉しくてその部屋に出たり入ったりしました。しばらくして靴下の汚れに気づき、クイックルワイパーで見えるところだけ全部床拭き。再度しばらくじーっと全体を見ていたけれど、電気をけして、今日はもう寝ようと決めます。なぜなら、ウロウロして情報収集はしたのだから始動はいったん保留が賢明だからです。

けれど、夜中に起きて、電気をつけて遠目から雰囲気の変わった、まだ「死んでいる部屋」の様子を、ふたたび確かめる。や、寝よう。電気を消す。水を飲んで寝ようとするのに、また行って点けて覗く。それを何度も子供のように繰り返しました。

わずかな「空き」スペースから見えたもの

何を見ていたのかというと。
業者さんが帰ったあとからずっと、部屋の入口から全体をみわたすと見えるのは、おおげさかもしれないけれど「希望」だったと思います。「空き」に「希望」があふれてました。まだ何にも片付いていないのに「未来」が見えました。漠然とした「未来」だったので、形がない。だから、すぐに捨てたり何かするのはやめて寝よう、明日のために。と、思うのに、情報収集も済んだはずなのに、それを何度も見に行って味わっていました。

その翌朝、また様子を見たくなって部屋の入口にたったとき、するっと「MYオフィス」が見えたのです。やりたいことができる「workスペース」。それと、捨てるわけにはいかない物品との共存スタイル。昨日はみえなかったレイアウトが浮かびました。花をどこに飾るかまで見えています。

あれ?「ダイニングスペース」が最優先だと思っていたのに。姪を招いて卓上コンロで「すき焼き」ができる様にです。それは彼女が前回のお泊り会のとき「すき焼き」を食べながらこう言っていましたから。

ご飯は楽しい方がいいよね

そりゃねって応えました。
この頃、彼女は楽しくないご飯が続いていたのだと思います。お誕生日会開催の約束の時も「すき焼き食べたい」というリクエストを受け付けましたから、まだ楽しくない食事が続いているのだと思います。

しかしながら、大人の事情で、この6月にした約束のお誕生日会はいまだ開催していません。待たせてしまっています。そんなモタモタしているうちに8月生まれの、もう一人の姪の参加も決まりそうです。みんな泊まったら雑魚寝になる!でしょう。すでにお肉はA5和牛を1㎏用意しています。前回は、食べつくした鍋にむかって「おかわりするぅ?」で全員右手を挙げて「するぅー!」と大はしゃぎしたので、肉はふんだんに必要なのです。メンツが増えたら1㎏で足りるのか?わからない…真夏の女子会です。

決めないで進む片付けに突入します

まだ「死んでいる部屋」の最終形態については、もう少し検討が必要で時間がかかるかもしれないけれど、いま見えたところまでですぐに形にしたい!

そう思ったと同時に、私は私だからこそ、まずは食材を買いだめしよう。そして片付け籠城しよう、とスーパーへ出かけました。兵糧を選ぶなかで見つけたのが、このカラーの入った大きな花束です。

調べた花言葉どおりに、清浄化されつつある部屋に美しい夢を描いた状況だったので、本当に何かが始まったのだなと確信できました。片付けのゴングが鳴りました。

現実は、まだ一部の段ボールを外へ移動しただけですから、何も片付いてないけれど…ま、前よりマシですからね。間違っていない方向へ始まりさえすれば終わります。止まったり、進まない場合は、保留した方がいいのか、方向が間違っているかどちらかの時でしょうから。

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追記:
本日、姪から圧力かけられました。学年末の算数だったかな?のテストで普段の3倍点数がとれたので、この家でお祝いして欲しいとの伝言です。これ、体重180kgがマイナス100kg達成みたいな話では?とは思うけれど、めでたいことです。早く片付けないと、外的要因が増えていく!


追記:2020/07/31




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