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劇団四季『ゴースト&レディ』にのめり込んだ話13

ゴスレ千秋楽から2ヶ月が経ちました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
塵になったまま彷徨い続けるシアターゴーストの皆さまや、極寒の雪国や灼熱の砂漠の国へ旅立ってる皆さまも様々。
私はというと、図らずも年内観劇納めがゴスレとなってしまったので、未だにクリミアを漂う塵です。

と、この記事を少し書き進めていたところでハッピーニューイヤー!新年を迎えた訳ですが、
衝撃のニュースから2025年幕開けとなりました。
真瀬はるかさん、金本泰潤さん揃って退団。
以前にも書いたっけな、定かではないですが、
個人的にはこのお2人がとても好きで(谷原さん萩原さんは以前あまり観たことがなかったのもあり)、
開幕前からそれぞれこのお2人で観たい!と強く思いながら原作を予習していたくらい。
念願叶って大事な初見はこのペアとなったのですが、その後1度もこの組み合わせはなく、名古屋でまたこのお2人で観たいなと思っていたところでの発表でした。
それぞれの他のお役も観たいと思っていたところだったので(なんなら年始のウィキッドは真瀬さんグリンダが来る!と謎の自信で待っていたので)なかなかまだ受け止めきれずにおりますが…。
とりあえず引き続き、こちらでは今まで通り俳優さんそれぞれの演じ分けにも言及しつつ、書き進めていきたいと思いますので、お時間ある方はお付き合いいただければ。

さて、ようやく第2幕。引き続き参ります。
♪アントラクト/さあ言え
素敵なアレンジの不思議な絆アントラクトが終わると、すっかり元気になったボブとグレイの登場で♪さあ言え
原作だともうちょっとちゃんと仲良くなって2人で話してるシーンもあるんですが、舞台版のこの絶対仲が良いとは認めない仲の良さ感も好き。
萩原さんグレイだとちょっとお兄さん感が強めなので、しょうがないから多少は付き合ってやるよーという余裕の雰囲気があり、
泰潤さんグレイは精神年齢が近く全力で対等にやり合ってる感がある気がします。小学2年生男子同士みたいな。
走り方やボブを躱わす仕草も、萩原さんはふわりふわりとしなやかに。泰潤さんはドタドタ、なんだこいつ!!!みたいな。どっちも好き。
あと萩原さんの「なにか胸騒ぎが〜止まらないんだ〜」の色気が、なんでしょうね、そんな色気出す歌詞じゃないはずなんですが、得意音域とかの関係なのか、いつも色気ダダ漏れで非常に良きです。

ボブのちゃんとしたソロは恐らくこの曲だけだと思いますが、男性にはちょっと高めなキーを地声で歌い上げる平田さん、菱山さん両方ともすごい。
声裏返っちゃいそうだよなココ、と不安になるフレーズも絶対外さず(めちゃくちゃ余計なお世話)。
最後の「誓う あの方 守ろう」のところが、どっちがどっちだったか失念してしまったのですが、「まも〜ろ〜う〜」と「ま〜も〜ろ〜〜」の2バージョンの違いがあるのがプチ面白いポイントです。

2人が捌けると、20分の休憩時間素直にお待ちいただいてたデオン様の登場シーン(再)。
そこにグレイとボブも合流。少しずつそれぞれの過去が開かれます。
グレイとデオンのやり取り中、必死でフローを守っているボブのこの愛おしさ。
そしてお互いに「(フローを)殺すのは自分だ」というやり取りしかしていないのに、「あんたナイチンゲール様を守っていたんだな」と理解するボブの察しの良さ。

そして、この後のシーンも全てを通してですが、デオン様は決して顔を合わせば無差別に狙って来る敵ではなく、然るべき手順で闘いを挑んで来る、あくまで決闘士であるという美学が素敵ですよね。
仕留められればなんでもいいと弱っている時、不意打ちを狙うのではなく、充分に自分を警戒させて、準備を整えさせた上で挑み、勝つ、というプロセスへのこだわり。
この時も偵察に来ただけで、今はまだ手を出すつもりはない。
しかもきちんと礼儀正しい挨拶つき。
さすがフランス人の気高き魂です。
だからデオン様は敵キャラでありながらこれほどまでの人気を誇っているのだろうと思います。

というところで、一旦今回はここまで。
どうしても記憶が少しずつ色褪せてしまっていって、時間が経つほどにダメですね。
風化していかないうちに、そして名古屋が始まって新キャストさんの情報がまた入らないうちに、東京公演でしかなかった感じたことを書き留めておきたい。
もちろん新キャストさんもすごくすごく楽しみですが!

ということで、頑張って書き進めていきますので、よろしくお願いいたします。


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