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「CYBREIチェーンリング実装レビュー:ビジュアル重視の選択が招いた試練」

CYBREIのチェーンリングを実際に使用した結果、その性能について正直な感想を述べます。結論として、この製品は使用に耐えうるものではありません(あくまで個人の意見です)


購入の背景

国内での納期が不明な「CARBON-Ti」のチェーンリングに代わるものとして、ビジュアル重視の観点から試しに購入したのがCYBREIのチェーンリングでした。正直なところ、シマノ製品に変速性能で勝ることはないだろうという予想はしていました。しかし、カーボン製というだけでそのビジュアルに惹かれ、「多少変速精度が落ちても脱輪さえしなければ問題ないだろう」と考えていました。カーボンといいましてもカーボン柄であるだけで基本アルミチェーリングではあります。納品時にも書きましたがおもった以上にモノはチープです。


実際の使用感

結論から言いますと、30kmほどのライドで検証目的もあり頻繁にフロント変速を試みたところ、3回も脱輪が発生しました。特にインナーからアウターにシフトする際にチェーンが外側に脱輪する事態が頻発。これに加え、absoluteblack HOLLOWCAGEとの相性も悪く、ゲージでカバーされていないため、チェーンが一緒に外れるという最悪の状況も発生しました。

ビジュアル的には決して嫌いではありませんが、実用性に関しては全くと言っていいほど満足できるものではありません。このような頻繁な脱輪はライドの楽しさを損ない、ストレスを感じるだけでなく、安全性もそこないますね。かつて内側に脱輪してフレームにめり込ませた記憶が蘇る。


シフトフィーリングの問題

さらに問題となったのはシフトフィーリングです。変速時にチェーン全体が緩むような感覚があり、これが脱輪の原因となっているようです。この緩みのせいで変速時に毎回慎重にならざるを得ず、不安がつきまといます。シマノ製のチェーンリングと比較すると、その差は歴然であり、信頼性に大きな違いを感じました。


結論と今後の対応

次のライドタイミングで、すぐにシマノ製のチェーンリングへ戻す予定です。このCYBREIチェーンリングはメルカリや知人に売ることも考えましたが、ここまで精度の低いアイテムを他人に売るのは気が引けますね。また、この製品の処遇については慎重考えなければ…どうしよう(笑)

総評

私のシフト操作や機材特有の問題も影響している可能性は否定できませんが、個人の感想として、このチェーンリングを購入することはお勧めできません。特に変速性能や脱輪リスクを重視するライダーにとっては、選択肢に入れるべきではないと断言できます。クランクはともかく、チェーンリングの選択肢としてCYBREIは避けたほうが良いでしょう。

最終的にはシマノ製品の安定感と信頼性に改めて感謝する結果となりました。シマノ最高。

人は失敗から多くを学ぶものです。「失敗の科学」はっておきます。


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いもひろし
ロードバイク・スキー・キャンプ 等の機材購入など