
APEXジムでFTPアップ挑戦第5弾:自身の身体を正しく使えてないという現実
300kmブルベの後、疲労で免疫力が低下していたのか、体調を崩して発熱と咳に見舞われ、週末も含めて寝込む状況でした。そのため、平日のトレーニングメニューをこなせず(土曜日に咳き込みながらライドした結果Newホイールでクラッシュするなど)、2週間ぶりのAPEXジムとなります。まだ咳が完治していませんが、やっと回復して再びトレーニングに取り組むことができそうです。
腰痛からの開放による熟睡
発熱と咳で土日ずっとベッドで過ごす時間が長かったのですが、仰向けで寝ていても腰が痛くなることがなく、熟睡できたのは慢性的な腰痛から解放されていることを実感する良い機会となりました。小さな変化や小さな腰痛からの解放は幸福感に直結しますね(笑)
しかしながら、2週間ぶりに訪れたことで直立姿勢が以前の悪い状態に少し戻っていたようです。47年間積み重ねてきた姿勢の癖が、2ヶ月ちょっとの取り組み期間で完全に改善・定着するという甘い話はないということですね。
自身の身体すら使いこなせてないのが現実
自分の体でありながら、その構造や扱い方、正しい動かし方を知らないという現実があります。多くの現代人が同様の問題を抱えているのではないかと感じます。当然、自分自身の体の使い方が正しくできていなければ、正しいフォームで走ったり自転車に乗ったりできる人はさらに少ないはずです。私自身もフィジカルの強さだけを求めてトレーニングしこなしているのが現実ではあります。どんなスポーツでもフォームが常に重要ですね。
正しい体の扱い方を理解し、定着させるにはまだまだ時間がかかりそうです。慌てずじっくり取り組んでいきます。
何が正しいのか?どうすればよいのか?
ネットで調べると「どの筋肉を鍛えるべきか」とか、「ライドポジションはこれが正しい」というような情報は無限に取得できます。しかし正解は個々人によって異なるなかで、一律的な正解は存在しないので、結局何を調整すべきか、どこを鍛えるべきかは把握できても、どう調整すべきか、どう鍛えて意識すべきかまでは把握しきれません。
つまりそれら情報をもって正しくポジションを取れるほどには自らの身体を正しく使えてないし、そもそも筋トレすら正しいフォームでないと間違った結果につながります。YouTubeみるだけで正しいフォームで筋トレできるのは相当運動神経がよいか、あるいは一度レクチャーをうけた経験者くらいかと思います。
イメージしたフォームと実際のフォームにズレが生じているのが普通だと思いますし、そのズレがない人のことを運動神経がよいというのだと思います。
三ツ星フィットサービス
ところで、以前に三ツ星フィッティングで話をした際に、上半身の使い方がいまいちで、背筋や肩周りの筋量(厚み)が少ないことを指摘されました。具体的には、肩でハンドルをしっかりと押し込むことで大幹がはいりハムストリングスや臀部を効率的に活用できるというお話でした。
指摘されたタイミングでは意識できても、結局は脚力に頼りがちで、その指摘をすっかり忘れていました。しかし、今回のAPEXジムでも同様の話があり、背筋と肩で押す動作が体の背面の筋肉全体と連動し効率的に使える話が同じ話だなと思い出しました。
確かに、プロサイクリストを観察すると、前面から見ると意外とのっぺりとした体つきで、ムキムキな感じがないライダーも多いですね。ロードバイクにおいては、体重(軽量であること)が重要な要素となる場面が多いので、重い筋肉を無駄に付けることはマイナスに作用します。必要な筋肉のみを効率的に使い、強化することが求められると再認識しました。別にプロではないけど。
個々のサイクリストのパフォーマンスを最大化するという目的においてはフィッティングも体のアライメント調整についても同じ目標・目的を共有しているという話もされており、確かにそうだと認識しました。
フィッティングについては
体が楽だと感じるポジションを構築するアプローチもあるのと、一方で速く走るためのポジションに適応する(柔軟性など)アプローチがあるかと思います。基本的には前者でもよいとは思いますが、より強くより速くなるためには理想的なポジションに適応できるフィジカルを構築する方が当然よいということになりますね。必要な柔軟性や必要な筋肉への意識とそれをしっかり使える状態をつくったうえで理想のポジションに適応していくことが望ましいですね。フィジカルの向上でより速いポジションで維持できるようにしていくポジションをものにしていくステップを踏んでいくということかと捉えています。
スポーツ生理学とフィッティング理論の融合みたいなことがマーケットは狭いけど。。。高単価ニーズにはなりそう(笑)
日本のプロサイクリストでもポジションについては個々に独自理論があり、理論というか体の使い方のイメージを語っている選手がおおいように思います。実際にどこの筋肉をつかうことが正しいかは明白であり、それを使うためにどうイメージして対応しているかをそれぞれの言葉で説明している感じで、流石にプロなので強いっていみでは、それが素でできているということなんだと思いました。実際にできてる前提でそれを再現性がある理論ではなくイメージとして言語化しているのだと感じる記事が多いですね。「そんなものまねできねーよが素人ライダーは!」が僕目線です(笑)
なのでそうした正解を示していくのがフィッティングサービスであり、あるいは正しい身体の使い方を示して意識させるのがAPEXジムでの取り組みという認識をもちました。
勉強とかもそうですが、独学で東大に合格する天才は存在するが、そうじゃない凡人はやっぱり独学だけでは限界がですね。僕は凡人なので独学では無理っす。スポーツに限らず学びの多くがそうであろうと思います。
取り急ぎ体の使い方を調整しながら、来年あらためて新しいフィジカルの状態でフィッティングへ行こうと思います。
フォームローラーで
フォームローラーで毎日大腿筋をホグシ緩めるのが寝る前の週間となっています。胸骨を開く肩周りの柔軟性UPにもつかってますね。加えて臀部の柔軟を欠かさすやってます。「日々の積み上げが大切だ」と言い聞かせて頑張ります。
いいなと思ったら応援しよう!
