ショートクランク&Elileeカーボンクランク
ただ欲しかった
ずっと欲しかったカーボンクランク。そしてついに購入。ElileeのカーボンクランクX320。なんてことない、ただ「カーボン」って響きに弱いんです。軽量で高剛性、そして何よりカーボンってだけで心が揺さぶられる。やっぱり自転車乗りとしては、機材に対するこだわりが止まらないんですよね。特にチタンやカーボンとか、軽いし強いし、すぐにでも欲しくなる性分です。
ショートクランクのすすめ
それに加えて、ショートクランク。これもずっと気になっていたアイテムでした。実はフィッティングを受けた時に「165mmのクランクが良いかも」と言われたんですよね。「短足だから?」と一瞬悔しい気持ちが湧いたけど、ショートクランクのメリットを考えたら納得。むかしなら「クランクが短いなんてダサい」と思ってましたし、スキー板だって昔は長い方がかっこよかった。でも、今はむしろプロライダーの中でもショートクランクを選ぶ人が増えている時代。しかもポガチャルみたいなトップライダーが使ってるとなれば、ダサいなんてもうありえないって話です。
これはもう買うしかないな、と完全に背中を押されました。で、ついに購入したわけです。パワーメーター付きのElileeのX320。これで最高のペダリングを手に入れられるはずだと。
ショートクランクを選ぶ理由
なぜショートクランクが最近人気なのか、その理由も少し説明しますね。
関節への負担が少ない:クランクを短くすることで、ペダリングの際に関節が大きく動かない。これ、実は長時間のライドで特にありがたいんです。膝や股関節が痛くなることが少なくなって、疲れにくい効果があります。
ペダリングが効率的:ショートクランクだと、上死点からのペダリングがスムーズになって、回しやすくなる。これがいわゆる「デッドスポット」が減るってことです。実際、サイクルコンピュータで見ると、ケイデンスが明らかに上がってます。自分の場合、平均で5回転くらい上がってるので、数値的にもメリットは実感してます。
エアロポジションが取りやすい:正直これはあまり実感してないんですが、理屈としてはショートクランクだと前傾姿勢が取りやすくなるってこと。空気抵抗が減るので、理論上は速くなるはずです。でも、私の場合は腰があまり曲がらないので、このエアロ効果は感じてません。
プロライダーの影響力:やっぱりタデイ・ポガチャルがショートクランクを使ってるっていうのは大きいですよね。昔は「短い=弱い」とか「乙女ギア」なんてバカにされてましたが、今やそういう時代は終わりです。機材選びも自分の体に合ったものを選ぶのが一番大事。ショートクランクだって、自分のポテンシャルを最大限引き出すための選択肢なんです。
ElileeカーボンクランクX320:実際の感想
さて、ショートクランクとして選んだElileeのカーボンクランクX320ですが、これがまた素晴らしいんです。軽さと剛性のバランスが最高で、クランク単体で346.5gという超軽量。そしてもちろん高剛性。何も感じないほど安定していて、逆に言えばそれだけしっかりとした作りってことです。パワーメーターを付けても464gと、他のクランクセットと比べても全然軽い。これでパワーデータも取れるんだから、言うことなしです。
正直なところ、最初は「カーボンクランクに変えたから何か劇的な変化があるかな?」と思ったんですが、良い意味で特に何も変わらないん。それだけ自然に、スムーズにペダリングできるんです。軽さに関しては数値としては間違いなく効果が出てるけど、体感でそこまで大きな違いを感じない。それがむしろ良い点だと思っています。150g以上軽くなってるわけですが、この軽量化をフレームやホイールで実現しようとすると、かなりの投資が必要です。クランクだけでこれだけの効果が得られるなら、非常にコストパフォーマンスが高い。まあ、自転車乗り以外から見たら「それにそんなお金使う?」と言われそうですけど(笑)。
新型X310はさらに10g軽量化
まとめ
結局、ショートクランクもカーボンクランクも、自分の体やライドスタイルに合ったものを選ぶことが大事だと改めて感じました。クランクを変えたことで、長時間ライドが楽になり、ケイデンスが上がったりと、パフォーマンスの向上を実感しています。
機材選びは大切ですが、もっと大切なのはフィッティングとトレーニングです。どんなに高価な機材を使っても、自分に合ったポジションやスキルがなければその効果を活かせません。今後も、自分の成長とともに、機材の進化を楽しんでいきたいですね。
そしてElileeカーボンクランクX320も中華メーカー中華恐るべし
シマノのデュラエースクランクって、昔は買う価値があったんだけど、今は選択する理由が限定的になってきているなと思います。(あくまでも常に個人的な意見です)
デザインは好きだし、コンポーネント全体のデザイン的なまとまり感。またコンポーネントの顔でもあると思うので、新型リリース直後は「Newデュラ」やでと主張する意味でも必要なピースではあると思います。(やっぱせっかくなら周辺ライダーに気付いてほしいとかという虚栄心とか正直あります)
次のモデルでもカーボンクランクは出ないだろうし、その理由も理解できる。シマノの強みって、冷間鍛造の技術にあるんだと思うんだけど(それだけではないけど)。金属を軽くて強く加工できるし、そので高品質で量産できる。だけど、カーボン素材だとそのメリットが引き継げない(クランクに限定すると)
ただ、今のデュラエースのクランクを見ると、相対的に費用対として「軽くもないし、特に強度が抜群ってわけでもないよね?」と。量産できるメリットはあるけど、その割に安くないし、製造工程のメリットだけが残ってる感じ。そこがちょっと微妙。
さらに、パワーメーターの精度もそこまで良いってわけじゃないし、わざわざ選ぶ理由が減っちゃった。しかもリコール問題もあったりして、クランクに限定するとまるで。。。だと思う。
ロードバイク・スキー・キャンプ 等の機材購入など