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軽い。膝に優しい。両面使える。 Wahoo SPEEDPLAY ZERO


Wahoo SPEEDPLAY ZERO レビュー評価

(私の)結論


ロードバイクを始めた方に特におすすめなペダル。だいたい脳死でSPD-SLペダルを最初のビンディングペダルに選ぶかたが多いかと思います(ショップ等のおすすめで)ただしペダリングスキルや体が出来上がってないなかで固定力が高く横のふり幅が狭いペダルより、Wahoo SPEEDPLAY ZEROはエントリーユーザーにこそオススメ(選択すべき)のペダルであると確信しています。

購入のきっかけは膝


右膝の痛みが悩みでした。ランニングは膝への負担が大きいため苦手で、ロードバイクにおいても100km前後のライドを行うと、決まって右膝に痛みが生じていました。膝の痛みが続くと、ライドの楽しさが損なわれ、徐々にライドの頻度も減少します。そこで、フィッティングによるポジション改善や、ペダリング技術を向上させるためのトレーニングなど、様々なアプローチを試みましたが、完全には解消されませんでした。

膝に優しいペダル


そんな時に行き着いたのが、Wahoo SPEEDPLAY ZEROです。以前からその存在は当然知っていましたが、試してみる決心をし、実装。結果として、驚くほど膝の痛みが解消され、もっと早く導入すればよかったとビビりました。今では200kmを超えるロングライドでも、膝の痛みが再発することなく、快適にライドを楽しめています。このペダルを使い始めた瞬間から、他のペダルへの興味が薄れ、Wahoo SPEEDPLAY以外の選択肢がないといった感じでWWahoo SPEEDPLAY 信者でございます。
Wahoo SPEEDPLAY ZEROでの走行は3万㎞は超えているかと思います。

Wahoo SPEEDPLAY ZEROの特徴


フロート機能 Wahoo SPEEDPLAYの最大の特徴は、膝の負担を軽減する優れたフロート機能です。他社のペダルシステムに比べて、Wahoo SPEEDPLAYのペダルは0°から15°まで無段階でフロート角度を調整することが可能です。シマノやLOOKなどの他社ペダルシステムでは、膝が固定された状態でペダリングを強いられるため、膝へのねじれや負担がかかりやすくなります。一方、Wahoo SPEEDPLAY は膝が自然に内外へ動くことを許容し、膝にかかる負荷を軽減します。特に膝のねじれが痛みの原因となっている場合、この機能は非常に有効です。

ペダルシャフトからシューズ底面までの距離(スタックハイト)Wahoo SPEEDPLAY は、ペダルシャフトからシューズ底面までの距離、いわゆるスタックハイトが非常に小さいため、他のペダルシステムに比べてダイレクト感があります。踏み込む力がダイレクトに伝わる感覚が強く、パワーロスが少ない設計です。これにより、より効率的なペダリングが可能になる設計。

クリートこんな感じ
POWRLINK ZEROデュアルサイドパワーペダル 使ってました。

両面踏みデザイン


両面踏みデザイン Wahoo SPEEDPLAYのもう一つの大きな利点は、両面踏みデザインです。両面でキャッチ可能なロードペダルとして、キャッチ面を気にする必要がなく、信号待ちの後のスタートや市街地でのStop&Goが非常にスムーズです。特に信号の多い都市部でのライドでは、ペダルを目視せずに素早くキャッチできることが大きな利点となります。また、このデザインは、私のようにペダルのキャッチに不安を感じていたライダーにとって、非常にありがたい仕様です。目視せずに脱着できる気持ちよさときたら最高です。

使用感と初期の違和感

ファーストインプレッション


初めてWahoo SPEEDPLAYを使用した際は、独自のフロート機能や小さなペダル面に違和感を覚えました。特に、SPD-SLやLOOKのペダルに慣れていたため、Wahoo SPEEDPLAYのフロートの自由度が高く、初期はダンシングが不安定に感じました。また、視覚的にも小さな踏み面なので、しっかりと踏み込めているのか不安になることもありました。しかし、ライドを重ねるごとにこのフロート機能の恩恵を実感し、膝の痛みが消えたことで、この違和感は徐々に消えていきました。何でも慣れですね。

さらに、脱着に関しても、SPD-SLの感覚でつま先からはめ込もうとすると上手くいかず、少しイライラすることもありましたが、これも慣れの問題でした。今では、スムーズに着脱できるようになり、このペダルの良さを最大限に引き出せている気になっています。(脱着は外サイドからはめるイメージが正しく、脱着しやすくなります)

ネガティブポイント


クリートの価格と耐久性が Wahoo SPEEDPLAYの唯一のデメリットとも言ええるかなと。クリートの単体価格は9,900円と他社製品に比べて高価であり、さらに、クリート自体が壊れやすいという欠点があります。特に雨天でのライド後にしっかりメンテナンスを怠ると、スプリング部分が錆びてしまい、粉々になりスプリングロスになります。このため、クリートのメンテナンスは非常に重要で、定期的に注油する必要があります。注油することで脱着もしやすくなります。

また、クリートカバーもなくなりやすく、金属部分がむき出しになることで、クリートがすり減ったり錆びたりしやすくなる問題が発生します。

在庫の問題


クリート自体が高価であることに加え、在庫の問題もあります。多くのショップではWahoo SPEEDPLAYのクリートが在庫されておらず、必要な場合はオンラインで購入するか、ストックを持っておく必要があります。特に長期間使用していると、クリートの交換は避けられないため、この点に関しては少し不便を感じます。そして純正カバー高い(笑)

まとめ


Wahoo SPEEDPLAYは、膝への負担を軽減し、長時間のライドでも快適さを維持することができる優れたペダルです。特に、膝に問題を抱えているライダーや、ペダルのキャッチに不安を感じているライダーにとっては、非常におすすめできる製品です。もちろん、クリートの価格や耐久性、定期的なメンテナンスの必要性といったデメリットもありますが、それを上回る快適性とパフォーマンスを提供してくれるため、私にとっては欠かせない存在となっています。

他の選択肢を考えることはないでしょう。Wahoo SPEEDPLAYペダルは、私にとって膝の痛みから解放されるだけでなく、ライドそのものを楽しむための重要なツールという感じです。

番外編


サードパーティー製でチタン合金 で軽量化を図りつつスピンドル長をかえるなどのカスタマイズも可能ですよ〜


ロードバイク・スキー・キャンプ 等の機材購入など