「Wahoo ZWIFT CLICK COG」
バーチャルとリアルの境目が溶け出している
つまり、私たちが現実と認識する世界と、デジタルの中で作られる仮想世界がの行き来が簡易になりかつ徐々にその境目が認識できなくなる世界線だ。これを読んでいると思われる方であれば「ZWIFT」がそれを体感することの可能なサービスですよね。
その他ケースとして最もそれを体現しているのは「Vtuber」という存在である。「Vtuber」はリアルに存在する存在です。従来の声優を起用した台本にしばられたキャラクターではない。このVtuberという存在が広まることで、「フィクション(存在しない)」画面の中にどどまるキャラクターではなく、リアルな人々との交流や影響力を持つ「リアルな存在」として世界中で大人気だ。(それをしらないのはエンタメを知らないおじさんたちだけだ)今や日本が世界に誇れる新しい価値あるいはサービスとしての期待が大きい。
かつてプレステーションの父である久夛良木さんがいった「PSはネットに溶ける」という概念も近しい。新しすぎて当時は??であったが今やその世界線も超越しつつある。
デジタル世界と現実世界が一体化し、どちらが現実なのか区別がつかなくなる世界に確実に近づいていると実感できる。私たちの社会に新しい形のつながりや文化を現実しようとしている。それがスポーツ領域にもきている。という点で個人的に非常に興味深いアイテムではある。前置きがながくなった(笑)(意味もわからなかったかも?伝わる人には伝わるはず)
「Wahoo ZWIFT CLICK COG」
そして本題だ。昨年の秋口にリリースされて、「これはすごいぞ」と感じたプロダクト。その名も「Wahoo ZWIFT CLICK COG」。
私は昨年11月に迷わず購入しましたが、残念ながらまだ手元には届いていません。とても期待値が高いプロダクトです。
そもそも私自身、スマートトレーナーを既に所有しトレーニングしたりしなかったりしているわけです。当初はありませんでしたが「ZWIFT CLICK COG」単体での発売をもって即購入というわけです。
「ZWIFT CLICK COG」がもたらすインパクト
実は私は、TrainerRoad(TR) のユーザーでもあります。「きわめてエンタメ要素のないただのトレーニングサービス」かつ「月額が決して安くはない」サービスをなぜ使っているのかというと、自分から積極的にFTPテスト(ランプテスト)をしたくないからなんです。
AIによる自動FTP計測で数値を管理してくれるのが便利で、惰性といえど継続的にTRを使ってきました。しかしここで「がしかし!」と思わせてくれたアイテムが登場した。それが冒頭の「ZWIFT CLICK COG」というわけです。
スマートトレーナーの“騒音・振動”問題を解決
これまでの室内トレーナー使用では、どうしても「騒音」や「振動」がつきまとってきました。リアルなスプロケットを使うので、チェーンやギアが噛み合う音、変速時のガチャガチャという衝撃は避けられませんし、ペダリングにおける振動などは強度に比例して家族の不快感をマックスまで積み上げる効果があります。
結果、集合住宅の方は騒音クレームを恐れ、ベランダに追いやられるケースもしばしば。
そんなユーザーペインを解消するのが、バーチャル変速システム「ZWIFT CLICK COG」。リアルなスプロケットを物理的に回さないため、余分な騒音や振動を抑えられ、室内トレーニングが格段に快適になります。まさに“ユーザーペインをテクノロジーで解決”する好例ではないでしょうか。
なぜWahooは「ZWIFT CLICK COG」をWahoo X専用にしなかったのか?
「Wahoo」といえば、「Wahoo X」という独自のトレーニングプラットフォームがあります。しかし、今回の「ZWIFT CLICK COG」はWahoo X専用ではなく、その名の通り「ZWIFT」と協業しているのが戦力上も興味深いですね。
理由を想像すると、やはりユーザー数の多い老舗サービスであるZWIFTと組んだほうが、販売機会も大きいということでしょう。現時点では「Wahoo Xには対応しないの?」という声もありそうですが、そのあたりは今後の展開に注目したいところ。
段階的にWahoo Xや他のサービス(Rouvy、MyWhooshなど)にも対応するかもしれませんし、あるいはWahooが自社のプラットフォーム事業を縮小していくのかもしれません。とはいえ、「ZWIFT CLICK COG」を入り口にZWIFTを選択する理由が増えたのは事実。Wahooの戦略としても賢明なコラボといえそうですよね。ZWIFTとしてもMoat(モート)として機能するわけですしね。
近年のバーチャルライド市場と「ZWIFT CLICK COG」の優位性
スマートトレーナーやバーチャルライドサービスの市場はここ数年で大きく変化しています。
Zwift: 月額 2,400円
Rouvy: 約1,100円(10ドル相当)
RGT Cycling (現Wahoo X): 約1,950円(14.99ドル相当)
MyWhoosh: 完全無料
かつてはZwiftが独占状態に近かったものの、無料~低価格なライバルサービスも増えたことで価格競争が激化。「ワークアウト機能」や「エンタメ要素」の充実など、高機能化の競争も激しいです。
そんな中、“老舗で高額”というイメージのあるZwiftですが(日本では円安により)、それゆえにユーザー数も多く、有名プロライダーや著名チームの参加するイベントも豊富。「どうせトレーニングするなら、仲間が多い場所でワイワイ楽しみたい」という方が高額化により他サービスへシフトする傾向がありました。
そんななかで登場した静音性・快適性でサポートしてくれる「ZWIFT CLICK COG」。従来の不満点をスマートに解消して、Zwiftというプラットフォームをより魅力的に見せ選択する理由を提供してきたというわけですね。
「ZWIFT CLICK COG」でバーチャルとリアルの境界が溶けはじめる
最近では、VチューバーやVRチャットなど、エンタメの世界でもバーチャルとリアルの垣根がどんどん薄れています(冒頭に書いた通り)スポーツの世界も例外ではなく、バーチャル空間を介した練習やイベントが当たり前になりつつあるのは周知のとおり。(ということも伝えたい)
「ZWIFT CLICK COG」は、その流れをより強力に押し進めるいち事例だと思うわけです。静かで快適な環境で、世界中のライダーたちとつながり、リアルとバーチャルの両面から自分の限界に挑戦できる。これはもう“メタバース”の一種ですね。そしてつまりバーチャル世界のライダーたちは実在するライダーなわけです。
まとめ:この新しい可能性を、ぜひ手に入れてほしい(手にいれたい)
「ZWIFT CLICK COG」の登場によって、これまで室内でのトレーニングに悩まされていた“騒音・振動”問題は大きく解決へと進むはず。家族や近隣住民への気遣いから、早朝・深夜のトレーニングを諦めていた方も、このアイテムがあれば屋内ライドを思いっきり満喫できると思われる。
・既存のスマートトレーナーにプラスαで快適性を大幅向上
・人気のあるZwiftとの協業でユーザー数やイベントも豊富
私はまだ手元に届いていないので、実際の使用レポートができるのは少し先になりそうですが、期待度は最高レベル。もしあなたも室内トレーニングの“あるある”に悩まされているなら、「ZWIFT CLICK COG」を検討してみてください。きっと新しい世界が開けるはず。(しらんけどw)
バーチャルとリアルが溶けあうエキサイティングな時代に生きている私たち。一足先に「ZWIFT CLICK COG」で“次世代のサイクルトレーニング”を体感してみたい。
こんな方におすすめ?
・すでにスマートトレーナーを持っていて、室内トレーニングをより快適にしたい
・騒音や振動のせいでベランダに追いやられがち…家族や近所への気遣いがしんどい
・Zwiftユーザー、あるいは近い将来始めたいと考えている
最後にAIで抽出整理させたレビュー
総じて想像通りではある、私の場合はヴァーチャルレースにおける優位性はいったん無視できますが、それも含めてあらためて使用感はよさそうであり、想像通りですね。
静音性と振動
- 従来のスマートトレーナーと比べて非常に静かになった
- 振動も大幅に軽減された
- ダンシング時や高負荷時でも静音性が向上
パフォーマンスと感覚
- 負荷の掛かり方が実走に近く感じられる
- 特に登坂時の負荷の掛かり方が良好
- スプリント時の負荷も十分に高い
- 下り坂でもしっかりとした負荷が掛かる
バーチャルシフト
- 変速が非常に速い
- 物理的なギア変更がないため、アタック時の反応が早くなる
- 変速時の感覚はほとんど感じられず、わずかにヌルリとした感じがする
- 連続的な変速も音を気にせず行える
使用感と操作性
- ZWIFT CLICKは変速しやすいようにブラケットの内側に取り付けられる
- 慣れるまでは操作に戸惑う可能性がある
- 稀にレバーとZWIFT CLICKを間違えて操作してしまうことがある
セットアップと互換性
- カセットスプロケットの交換ができる人であれば、COGの装着は問題なく可能
- ほぼすべての8~12速バイクが使用可能
総合評価
- 「買ってよかった」という評価
- レース時に強みとなる特性がある
- より低騒音なバーチャルサイクリングに没頭できる
ただし、バーチャルシフトには慣れが必要で、リアルな感覚を重視する人は戸惑う可能性がある。
そして最後に
バーチャルといえばの最高傑作ドラマを貼っておきます