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【CS入賞多数】青魔導具 徹底解説【有料記事】(5/24更新)

はじめましての人ははじめまして、よんち(@yontiiii_DM)と申します。今回は2年以上使い続けている青魔導具について解説します。

まずは簡単な自己紹介させていただきます。主に関西圏で活動しているDMPです。実績は以下の通りです。

・CS優勝×4 / 準優勝×3 / 3位×6 / 4位×数回 / ベスト8は数え切れず

(この内準優勝×2、3位×3、4位×1、ベスト8数回は青魔導具での入賞)

・2019年度 DMPランキング 兵庫県4位 / エリア戦 ベスト16

今回は環境デッキの有料記事となっておりますのでこのような自己紹介をさせて頂きました。それでは、直近でのリストと戦績をご紹介します。

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となっております。リストに関してはテンプレ構築に細かな枚数配分が変わる程度だと思います。この時は5cを重く見て《カット丙-二式》を採用。閃や鬼羅starが多いと見て《ギャプドゥ》を4枚採用。最新版のリストはこの記事の最後に記載しております。

※5/23 vault大会準優勝 構築や対面は有料部分に追記しております。

では、ここから本編に入っていきたいと思います。


1.はじめに

青魔導具というデッキは遡ること2018年の12月、「超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞」で登場した《卍新世壊卍》《月下卍解ガ・リュミーズ卍》によって確立しました。当初は《異端流しオニカマス》《Dの博才サイバー・ダイス・ベガス》採用型が主流であり、運営もプレイヤーもただのお遊びデッキという認識でした。翌年2019年頃には《ゴゴゴ・cho絶・ラッシュ》が発見され、環境トップへの対抗馬として超CS頃に爆発的な人気を誇りました。その後《MEGATOOON・ドッカンデイヤ―》が採用され2ブロック、殿堂共に活躍。2020年1月には1年ぶりの新規カード《堕呪ゾメンザン》の収録により構築の幅が広がりました。そして、初登場から2年以上経った現在2021年5月も5cの台頭により青魔導具の母数も増え、新フォーマットオリジナルでも勝てるということで不動の人気を誇っています。

デッキ製作費も1万円程で他よりも安く、プレイングもそこまで難しくないことから初心者にもオススメできます。《卍新世壊卍》を展開し、魔導具呪文を4回唱えて、99コスト《月下卍解ガ・リュミーズ卍》で大量のドルスザクを出して相手を粉砕する、わかりやすく豪快なデッキとなっています。

一方では「2ターン新世壊しなきゃ弱い」「カード指定除去来たら負ける」「引きだけのデッキ」等と言われることもあります。たしかに2ターン目に貼れば勝率はグッと上がりますし、カード指定除去を連発されれば勝率は下がります。ですが、どのようなデッキであれ「〇〇引けなきゃ勝てない」「〇〇出されたら負ける」等のリスクを抱えています。それと同じです。加えて、対面によってはゆっくり新世壊であっても勝てるため、すべての試合で2ターン新世壊を要求されるわけではありません。

とはいえ、正しいプレイやテクニックを知らずにデッキパワーだけで勝ち上がっている青魔導具使いがいることもたしかです。もちろん、これは自分自身にも当てはまります。「あのプレイは負け筋を残しているプレイだった。けど、運が良くて勝てたな。」と振り返ることはあります。なんならそのまま負けてしまうこともあります。

当記事では初心者にもわかりやすいカード解説に加えて、中~上級者向けのテクニック集や対面プレイメモを多数執筆。使用する方と対面する方の両者にメリットのある内容になっていると思います。無料部分も多いので購入される予定のない方も是非読んでいってください。有料部分に関しても買い切りの形ではなく定期的にリストの更新や新デッキの対面メモを追記させて頂く予定です。強大なメタカードや殿堂による弱体化により青魔導具の使用が困難にならない限りこの記事は更新していくと約束します

また、青魔導具は歴史が長いこともあり、既に以下のような素晴らしい記事が多く発売されております。

自分自身、購入させて頂いたものもあります。似たような部分、逆に考えが異なる部分、ヒントを得た部分もあるかと思います。その辺りはご了承いただければと思います。並びに青魔導具の記事を執筆されている方々にはお詫びとお礼を申し上げます。

前置きが長くなってきたので、次にサンプルリストとカード解説に行きましょう。


2.サンプルリスト&カード解説

◆アドバンス

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◆オリジナル

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・《堕呪ゴンパドゥ》

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4枚確定。山札を見れる枚数が最も多いです。《新世壊》があった時も手札を確認してゆっくり回収しましょう。相手に「新世壊引いたかな?」と悟られないように。山札が1周することが多いので下に送った2枚は覚えておきましょう。

・《堕呪バレッドゥ》

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3~4枚。ビート対面は《ゴンパドゥ》より優先して使用します。墓地に魔導具呪文を貯めて《ギルーギリン》の着地に繋げましょう。手札にたくさんあるドルスザクを捨ててハンドをリフレッシュする役割もあります。しかし、相手に墓地メタカードがあると戻されてしまうので、捨て過ぎには注意。対面によって捨てるカードは考えましょう。

・《堕呪ギャプドゥ》

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1~4枚。過剰打点で殴られることが多いので気持ち3枚は採用したいです。SSTのテキストは「次の自分のターンの終わりまで、相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。」です。攻めにも使えるので覚えておきましょう。《メラヴォルガル》からブレイクして2枚目の《新世壊》を起動させるのにも使えるというのもあります。

・《堕呪ウキドゥ》

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1~2枚。ギャラクシールドの母数が多い時は強気に3枚採用していましたが、今は詰めに1枚あればいいのでこの枚数です。ビート対面には自分に使って盾を強くしましょう。

・《堕呪シュノドゥ》

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0~3枚。1年以上採用していませんでしたが、今は除去耐性を持った《鬼羅Star》やEXライフが増えてきたので採用の余地があります。特にオリジナル環境ではダムドの《デドダム》や《ウマキン》等の手札に返したくないが、殴られたくないカードにも使えます。

・《堕呪カージグリ》

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3~4枚。基本は4枚ですが《エアヴォ》をフルで採用したい時は3枚に減らしていました。特に理由がない場合は4枚採用で問題ないです。

・《堕呪エアヴォ》

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1~4枚。現在は《希望のジョー星》の登場により、0枚という選択はなくなりました。《ギャブル》によって利用される以外はデメリットもなく、ミラーにも使うので多めに採用して良いと思います。

・《堕呪ゾメンザン》

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0~2枚。4キルを可能にし、キルターンを狂わせる最強カードですが、《新世壊》を展開できていないと《偉大なる無駄》になるので4枚採用はしたくないです。1年前は4枚採用して「カリヤドネ、デイヤ―に勝てる!」と言われていましたが、それならカリヤドネやデイヤ―を使った方がいいです。これからも青魔導具のデッキパワーと同じくらいで速度が同じかそれ以上のデッキが出てくればこのデッキを握ることを辞める選択肢も視野に入れておきましょう。

・《卍新世壊卍》

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4枚確定。呪文を下に入れるかは任意ですが、下に入れるとドローは強制です。自分の山札枚数には気を付けましょう。加えて、魔導具呪文とドルスザク呪文を唱えられなくする効果を無効にします。間違っても《シャッフ》《ラッキーナンバー》等で99を宣言しないように。《パルテノン》も貫通できます。気を付けなければならないのは《卍獄ブレイン》や《卍・獄・殺》といったツインパクトの下側は対象にならないので《ジャミングチャフ》等で止められた場合は唱えることができません。

・《月下卍解ガ・リュミーズ卍》

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3枚確定。2枚は少ないし、4枚は多すぎる。ビート対面には《超絶ラッシュ》で複数回手札から捨てることもあるので闇雲にマナに埋めたり捨てたりしないように。《ゴンパドゥ》で見えた時は回収しておいた方がいいです。スルーしてしまうと1枚が盾落ち、1枚がボトム落ちだった場合に長い間公開領域に来なくなります。手札と相談してできるだけ持っておきましょう。ビート対面はほぼ確定で回収しておきましょう。

ドルスザクを召喚する効果なので《オニカマス》や《洗脳センノ―》の対象にはなりません。

・《凶鬼卍号メラヴォルガル》

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3~4枚。《ガリュザーク》を2枚採用する際に枠がなければ1枚削ります。実はコマンドを持っているので封印が剥がれます。盾が0枚の時にブロッカーになる効果もあるのでお忘れなく。

・《卍ギ・ルーギリン卍/卍獄ブレイン》

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2~3枚。初動にもなり、攻撃面と防御面どちらも活躍します。《メラヴォルガル》にも言えますが、《ガリュミーズ》が手札にない時に《超絶ラッシュ》で捨てるかもしれないので不用意に使用しない方がいい時もあります。守りで使う時にはパワーが負けているクリーチャーをブロックして破壊されましょう。盾から魔導具呪文を踏めば再度アンタップ状態で復活します。

・《卍ガ・リュザーク卍/卍・獄・殺》

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0~2枚。ビマナやカード指定除去が環境に多い場合は採用します。打点の増強にもなりますのでオリジナル環境では1枚採用したいカードです。《ラッキーナンバー》8宣言されても9コストなので召喚できます。墓地ソースやデスザーク相手に下側が発動することもあります。相手の墓地を確認するときはさりげなく行いましょう。このカードの採用がバレます。

・《ゴゴゴ・cho絶・ラッシュ》

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0~4枚。アドバンスでは《ドッカンデイヤー》があるので3~4枚。選んで破壊なので破壊したくないクリーチャーが入れば選ばなくても大丈夫です。手打ちもできるので2枚目はキープ推奨。《ドッカンデイヤー》を使わずに勝てる対面ならデイヤー埋めラッシュ手打ちもあるので1枚目を埋めずに持っておきましょう。また、《ガリュミーズ》を捨てなくてもドルスザクで除去できる時は《ガリュミーズ》をキープした方がいいかもしれません。後に相手の盤面が8コスト以上になった時のために取っておきましょう。

・《終末の時計ザ・クロック》

0~4枚。色が青であることや《オニカマス》等に対しても1ターン貰えることが差別点。オリジナル環境では《オーリリア》《鬼羅Star》《ドルファディロム》がいるのでこちらを採用する方がいいでしょう。

・《龍素記号Xf クローチェ・フォーコ》

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0~2枚。相手の墓地メタはもちろん。墓地が5枚以上になったビート対面にブロッカーとして出したりもします。後は自分の山回復にも使用して2枚目以降の《新世壊》を起動させたりもします。パワーは6000あるので《5000GT》の効果では破壊されません。

・《MEGATOOON・ドッカンデイヤー》

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手札をすべて捨て、捨てた枚数分GR召喚を行います。デイヤ―ループで有名ですね。最後の詰めにも使えますし、《新世壊》が破壊された時のビートプランにも一役買ってくれます。これのおかげで《ガリュミーズ》を打たなくても勝てる試合が何回かあります。

・《魔神轟怒ブランド》

確定枠。「攻撃時」アンタップであることとフリーズされたクリーチャーも起こせることくらい覚えておけば問題はなし。

・《ソニー・ソニック》

確定枠。言うことは特にない。別名ソニー損保

・《アカカゲ・レッドシャドウ》

確定枠。上記2枚と共に打点になります。

・《ポッポーポップコー》

破壊効果は強制です。《プロジューサー》《ダルクアンシエル》等の破壊してはいけないブロッカーが蔓延らない限り採用していいです。

・《ゴルドン・ゴルドー》

確定枠。《全能ゼンノー》《こたつむり》《その子供》等のSA封じクリーチャーを破壊します。

・《ブルンランブル》

《王子》の採用により枚数が減ったカード。《全能ゼンノー》《こたつむり》等とバトルします。

・《王子》

SA以外のGRに進化して追加打点を形成。攻撃時の下に置く効果は強制です。再利用したい魔導具呪文を入れて《エアヴォ》で回収。《メラヴォルガル》を入れて《テック団》を踏んだ時に盤面に残るようにしたりもします。

◆その他採用候補になるカード

・《H・センボン》

盾0枚でも盾を増やせたり、ターン終了時に盾を増やすのでドローを重ねてから仕込むカードを決められます。またSTが使えない効果は《新世壊》で無効になっているのであらかじめ《ウキドゥ》などで確認しておけば狙ってST魔導具呪文を使用できます。《ウキドゥ》で確認した盾が1枚目の《新世壊》であればこのカードで回収するプレイングもあります。

・《奇術師ディール/「本日のラッキーナンバー!」》

一時代を気づいた最強のカード。噛み合いがすごいというわけではないですが、相手の動きを止めて1ターン稼いだり、最後の詰めに使います。《ゾメンザン》の登場により4ターン目に《ラッキーナンバー》と共に魔導具カウントを進められるようになりました。

・《奇天烈シャッフ》

ビートやループに数ターン稼げてビマナ系統への詰めにも使えます。枠が厳しいので積極的に採用することはないです。

・《光牙忍ハヤブサマル》

ジャスキル阻止。主に《オニカマス》《モモキング》《ガイギンガ》等の選ばれないクリーチャーに対して使用したいです。中速ビートが流行る環境であれば採用したいです。赤単などの早いデッキに対してはニンジャストライクを達成する前に殴られてしまうので少し厳しいです。

・《ストリーミング・シェイパー》

《メラヴォルガル》はいいですが《ドッカンデイヤー》が墓地に行くと回収が困難です。《クローチェ》で山札に返せばまた手札に加えられますが、大変です。欲しいカードに早急にアクセス出来ることやハンデスに対して強く出られるのでこちらも環境によっては採用したいです。

・《零分後の世界》

《超絶ラッシュ》と違って青の6コスト、1ドロー、捨てたコスト分バウンスとなっています。オリジナル環境では《鬼羅Star》の効果に引っかからないので優秀ですが、結局《シャッフ》1枚で止まるため《クロック》を採用したいです。《ゲンムエンペラー》相手にはこのカードだけが有効札になるので青黒ムゲンクライム等が流行すれば採用してもいいと思います。また、4枚採用ではなく1枚採用して、相手の虚を突いたり1枚見せておいて2枚目以降があると思わせる採用の仕方もあるとは思います。

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・《ミラクル1ドレミ24》

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