【学生インタビュー#4】新しいコミュニティづくりを通して、社会で一人ひとりが輝けるように
世の中理解塾の百瀬です。
今回は学生インタビューの第4弾として、中央大学学生団体
「C-plant」代表を務める文学部社会学専攻3年島田 智成さんに
インタビューを行いました。
子どもの支援活動を行う中で感じたやりがいや、島田さんの将来像をお聞きします。
大学生×子どものボランティア活動で地域に新たな居場所を。
子ども第一の活動行うC-plant
C-plantは、子どもの相対的貧困という社会課題の解決に向け、子供達への学習支援を中心にボランティア活動を行う学生団体です。
過去は子ども食堂の運営に関わるボランティアでした。
しかし、コロナ渦により食に関する活動を行うことが
難しくなってしまいました。
そこで、子ども支援にスポットを当てた活動を行いました。
その代表的な活動に「まるっと」があります。
まるっとでは、日野市カワセミハウスという場所で
子どもたちと遊んだり、勉強を一緒に行ったりしています。
1回の活動ではおよそ10~20人ほどの子どもが参加してくれます。
また、支援を行う学生ボランティアとして毎回5人以上が参加しています。
興味関心に合った団体との出会い
私は幼少期の環境に興味がありました。
加えて、教育分野にも関心を持っていました。
もともと学習塾でのアルバイトをしていたところ、そこにいる生徒の違いに驚きました。
小学生の子どもを教えることが多かったのですが、小学生の間ですでに違いが生じているということは環境の違いが大きいのではないか、と実感したんです。
その子どもに影響を及ぼす環境についての興味と、もともとの教育分野への関心にマッチするサークルを探していたところ、C-plantと出会いました。
活動の上での苦労
大変だと感じることは、子どもの親御さんとの関係です。
C-plantは子どもの支援が目的ですが、私たちの活動は子どもだけに影響するわけではありません。
養育者である子どもたちの親御さんの存在は必ず関わってきます。
子どもたちを支援する活動を行う上で、親御さんたちの信頼を得ることや評価をもらうことはとても難しいと感じます。
苦労よりも大きな喜び
「まるっと」のようなイベントを1から大学生として企画できることがまずは魅力です。
またなんと言っても一番のやりがいは、子どもたちのために企画したイベントやレクリエーションに子どもたちが喜んでくれるところだと思います。
突き詰めていく学生生活
大学生の期間はなんとなく4年間過ごすのではなく、自分の存在意義というか、何ものかになりたいという自分の人生を形作る期間だと考えています。
その中で自分が興味を持っている教育分野に対して自分ができる範囲のことを突き詰めていく、また突き詰めていきたいということが今の自分の原動力になっていると思います。
そうですね。
将来のことを考えて、今できることをいろいろ行っているという
ところです。
職業と私生活における今後の目標
前の質問でも言いましたが、仕事という面では教育に関わる仕事に就きたいと考えています。
もともとは「教える」ということに興味を持っていました。
しかし、最近は「教えること」の外から教育という分野に関わることも
面白いのではないかと感じています。
例えば居場所支援の団体であったり、教育格差にアプローチをするインターネットのシステム整理などです。
仕事を頑張っていきたいという思いはもちろんありますが、自分自身が最低限暮らすことができるような幸福な生活ができればいいなと思います。
その上で最近は、自分だけではなく誰かを幸せにしてあげたいという思いが芽生えました。
仕事やボランティアなどの様々な活動の中で、他の人にも幸せな影響を与えることができればいいなと考えています。
中央大学の学生へメッセージ
私は、
「自分のやりたいことはなんなのだろう」
「自分はどういう人になりたいんだろう」
というような疑問を抱えていました。それはおそらく自分だけではないと思います。
そこで、私はとりあえず自分の興味が向くことに挑戦してみて欲しいと感じています。自分が興味を持ったことに挑戦することで見えてくるものがきっとあると思います。
そのため、自分は何がしたいんだろうと悩んでいる人は
まず自分がしたいと思ったことに挑戦してみて欲しいと考えています。
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