あなたの未来は偶然、それとも必然?~計画された偶発性理論とは~
こんにちは!世の中理解塾の鳥山です。
ここでは、あなたのキャリア選択にきっと役立つコラムを掲載しています!
あなたのキャリアの選択肢が、さらに広がっていくきっかけにしていただければ幸いです^ ^
今回はその第1回目、「計画された偶発性理論」について紹介します。
突然ですが、あなたは
今までの人生選択を自分の意思で行ってきた、と思いますか?
自分の人生は自分のものだから、自分の意思で決めて生きている!と思う方も、
親や周りの人の影響を受け、流されて生きてきたな…と思う方も、
そのどちらもあると感じている方もいらっしゃるでしょう。
偶然とも必然とも言えるよう数多の出会い、出来事によって人生は形成されますが、その全てが思い通り、予想通りに起こっていると言い切ることは難しいかもしれませんね。
人生は不確実。それは当然の事である一方で、
就職活動の面接で定番なのが、「あなたのキャリアプランについて教えてください」という質問。
御社に就職したら、どのように活躍して、何十年後にはどうなっていたいか…という将来の展望について問われる機会が、就活生になると多くあるのです。
自分の未来を、論理的に明快に言語化できなければ、評価は下がってしまうこともあります。
故に、「キャリアビジョンが明確に定まっていない=ダメなこと」という固定概念が、就活において根強くあると思います。
しかし、急に10年後、30年後のビジョンについて尋ねられても、「そんな、未来の事なんて分からないよ!!」と、言いたくなってしまいませんか?
就活において、「自分は将来何をしたいか?」から逆算して考えるのがキャリア設計の第一歩とされますが、いきなり「将来何がしたい!」を、堂々と胸張って言える人ばかりでは無いでしょう。
「キャリア設計は、より具体的に、未来の事を明確に決めておく必要がある。」
そんな、就職活動によるキャリア選択の偏った固定概念を開放するため、皆さんに知っていただきたいのが「計画された偶発性理論」です。
心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱された、個人のキャリアの8割は、偶然の出来事によって決定される、ということを示す、キャリアについての理論です。
特に、現代社会はVUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)時代と呼ばれるよう、未来予測はより困難を極めています。
「何をしたいかという目的意識に固執すると、目の前に訪れた想定外のチャンスを見逃しかねない」という彼の指摘は、「将来について明確に、より具体的に定めなければいけない」という私たちの固定概念に異議を唱えます。
しかし、注意しなければならないのは、
将来は不確実 ≠ それが起きることを待っているしかない、という事です。
ただ不確実な未来が到来することを待ちわびるだけではなく、
予期せぬ出来事が起きたとき自分はどう行動するか?を思考し、今できる限りの準備をすること
偶然の出来事に遭遇することを望み、自ら進み行動を起こすことが重要です。
計画的偶発性理論で、成功するキャリアを築くために必要な行動のポイントは以下の5つです。
この5つの行動特性を持つ人に、チャンスは訪れやすいとされています。
起きた出来事に対しポジティブに受け止め楽しみ続け、変化に柔軟であることが重要です。
変化の激しい時代、注意深く予期せぬ事が起こることを恐れて生きていくか、これもまたチャンス!と前向きに捉えて生きていくか。
あなたは、どちらの方が人生楽しく歩んでいけるでしょうか?
あなたもぜひ、「計画された偶発性理論」の考え方をヒントに、偶然の出来事によってもたらされるチャンスを活かすため行動してみましょう。行動を通じて、思いも寄らない出会いによって、自分の視野、キャリアを広げていけると良いですね!
世の中の物差し、固定概念、思いこみに気づき、
自分がこうあるべき、こうならなきゃいけない、に囚われない。
不確実な世の中を楽しく生き抜いてゆくため
広い視野、柔軟な思考を磨いていきましょう!!
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