VR和歌山都知事選落選のご挨拶
本日は私のために、かくも多数のお集まりをいただき、まことにありがとうございました。残念ながら、この度の選挙戦では一敗地にまみれ、ただいまも皆さま方のあたたかい励ましのお言葉を承り、ご厚意が身にしみております。
さて、この度私が落選いたしました一番の理由はと申し上げますと、なにも話すことがなかったということに尽きます。話すことがなにもないということは、もちろんなにも伝えたいことがないということでありまして、私にとってもまた皆さま方にとってもなんの意味もない時間となってしまったことが今回落選に至った一番の理由なのではないかと推測しております。
しかしながら、なにも話すことがなくてもこうして皆さま方の前に立たせていただき、話すことがないながらも一生懸命に皆さま方になにかを伝えようとしたその姿勢こそが、我々の明日への原動力なのではないかと考えております。話すことがなくても、伝えたいことがなくても、とりあえずなにかを話す。話しながら考えてまた話すことを繰り返し、結局自分でもなにを言いたいのかわからなくなってしまうという経験こそ大事にしていくべきなのではないでしょうか。
私がこうしてなにも話すことがないということを話せたことも、皆さま方のおかげであり、また落選したことによってなにも話すことがなかったということに対し、こうしてご挨拶することが叶ったということも天の啓示と思い、今後は次の機会を期して、日夜、はげみたいと思っております。
長い選挙戦の間、ほんとうに皆さまご苦労さまでした。心から御礼申し上けます。
投げ銭大歓迎!