ヤンバルクイナを追いかけて②
■この前のお話は
『ヤンバルクイナを追いかけて①』をご覧ください。
さて、辺戸岬で巨大ヤンバルクイナを見た後は、
ぐーーんと山道を回って「安田やんばるくいなふれあい公園」へ。
この公園は家畜改良センターの中にある施設なのですが、近づくにつれ、「ロードキルに注意」の看板が増えてきます。
ロードキルとは、道で動物にぶつかったり、轢いたりして、殺してしまうことです。たくさんのヤンバルクイナが事故にあうので、運転に注意が必要です。
■クー太くん登場
この公園内にはさらに、「ヤンバルクイナ生態学習施設」があります。
ヤンバルクイナの生態が分かるような模型や説明と共に、
雄のヤンバルクイナ「クー太くん」が、実際に生息するやんばるの森を再現した「クイナの森」に展示されています。
クー太くんは一羽でいるので「かわいそう」と思われるかもしれません。
ですが、ヤンバルクイナは非常になわばり意識が強いので、つがいでも二羽でこの中に入れることができないのだそうです。
サービス精神旺盛のクー太くん。
この日は特にご機嫌だったようで、なかなか見ることができない水浴びも、ダッシュもしてくれました。
こちらのYouTube動画で見ることができますので、ぜひ、ご覧下さい。
【場所】
沖縄県国頭村字安田(あだ)1477-35
NPO法人やんばる・地域活性サポートセンター 安田くいなふれあい公園内
管理者:国頭村役場 企画商工観光課
指定管理者:NPO法人やんばる・地域活性サポートセンター
■POKKE104さんに出会う
ここにもヤンバルクイナの壁画が
クー太くんを堪能して外に出ると、感動的なことがありました!
「POKKE104さん」がいたのです。
POKKE104さんは『ヤンバルクイナを追いかけて①』の辺土名郵便局の壁画を描かれた方。
この学習施設にも壁画を描いている、とのことです。
GACKTと一緒にテレビCMに出るPOKKE104さんは、お洒落にYOKANGという高級ブランドのドレスを着こなしていますが、この時のPOKKE104さんは黒の作業着にキャップ姿。また、それが素朴で可愛く似合っていて。
働く姿に見とれてしまいました。
完成が楽しみですね!
こうして、今回のヤンバルクイナを追いかける旅は終わりましたが
その後、実際に野生のヤンバルクイナを見る機会もありました。
それは、また後日の話ということでまとめたいと思います。
去年、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は世界遺産に登録されました。
コロナ禍はまだまだ続いていますが、ぜひ沖縄の自然に、優しい気持ちで触れに来てください!
車の運転にはくれぐれも気をつけて。
では、また!