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今日もただひとりで寂しいと君の前で思ってしまう

終わりがあるから始まるなんて、そんな簡単なことではないことを知った、26歳の11月。終わってしまったから、きっといつでも始めるしかなかったんだ、と悟ってしまった、27歳の27日前。そういえば、始めるということ意外の選択肢で、前を向いて歩く方法を知らなかった。大体のことは、寝てしまえばその時の感情が次の日には薄くなっていて、大丈夫になっていたりするのだけど。そうもいかないときは、無意識の範囲で動揺が表面的に現れたりしてしまう。ああ、めんどくさいなこの感情。惨めすぎるなほんとに。昨日メモにひたすら打ち込んだあのひみつを、いつかかたちにできたらいい。それが前に進むための方法になるんだったら、生きてきたこれまでの全ては無駄じゃなかったと思えるかもしれないし、これからも地続きで続いていくという事実がいやというほど現実的になる前に、自分から去りたいと思った。

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