2024/10/19 高松
10月19日(土)の高松フェストハレでのアジカンのLIVEがあまりに楽しかったので忘れないよう日記を書きました。
SVもぼちぼち再開したいと思っているのでモチモチ日記もまた書きます。
2名ぐらいいる読者のみなさんはもう少し待っていてね。
高松Festhalle フェストハレ
高松は整理番号が10番台だったので初めてアジカンを最前で観れた。私は山ちゃんの目の前の位置で、アンコールのときは山ちゃんを撮影しようとするとアオリになってしまうぐらい近かった。4人で演奏しているところを写真に収めたかったけど、それも難しいぐらい近かった。1曲目は暗号のワルツで、あまりに予想外でびっくりした。ドラムの1音目から音圧がすごくて、こりゃすごいことになるぞと覚悟した。後ろのお客さんたちが「当たった!」「本当に来たね!」と喜んでいて、1曲目が暗号のワルツであるということを予想していたらしい。すごいし、めでたい。
2曲目はワールドアパートが来た。ファンクラブの1、2曲目が立て続けに来た。この辺りで観客たちがぐいっと前に詰めた。後ろの女性が「ごめんなさい!」と言いながら私と接触する瞬間があり、後ろはおそらく一瞬かなり大変なことになっていたっぽかった。会場はギチギチのすし詰め状態で、ゴッチも「今日は詰め詰めですね」的なことを言ってた。開場して順番に入場していく段階でスタッフの人が「入りきらないのでみなさんあと3歩前に進んでください!」と叫んでどよめきが上がっていたぐらい、今日のフェストハレはギチギチだった。本当にみんなが3歩進んでいたら、最前列の人たちはみんな内臓が口から飛び出ていた。四国で、ライブハウスで、目の前に遮るものがない状態でアジカンを観られるなんて本当に貴重な機会だったと思う。
実際に2、3mほどの距離で見ると、みんなこんなに演奏中にアイコンタクトとってるんだとか、こんなに穏やかな笑顔でフロアを見てるんだとか、ゴッチってツーブロにしてるんだ(毛量多そうだもんな)とか、色々と発見があった。
MCによると、ゴッチはお昼にうどんを食べたらしかった。中を頼んだら思っていたよりも多かったのに、ケータリングでもうどんが出てきて、きっと俺がうどん好きだから置いてくれてるんだと思うと無視できず結果的に3.5玉分ぐらい食べたと言っていた。私もお昼にうどんを食べた。私が行った店は小=1玉、中=2玉、大=3玉としていた。きっとゴッチが行ったお店も小=1玉の計算のお店だったんだろうなと思った。俺は体も小さいし胃も小さいし、適量ってもんがあるよねとしつつ、「今日来てる人たちは3.5玉分ぐらい食べそうな顔してるもんね」という謎の難癖をつけてきた。私が食べたのは小だった。LIVE後のゴッチがストーリーズにお昼に食べたらしいうどんの写真を上げていた。MCでは明日もうどん食べる気だったけど、もういいかな〜と言っていて、泊まりなんだ…と思った。(ゴッチのnoteによると土曜の夜はカツオのたたきだったらしい。そして日曜は結局香川を出てからうどんを食べていた。)
ゴッチは「今日の会場は善良な雰囲気」というニュアンスのことを言っていた。かと言って邪悪な箱があるというわけでもないらしい。シャイな会場だとリライトであまり声が出ていないところもあるけど、今日は1回目のサビから声が出ていると感心していた。香川のこのノリの良さはモンバスやってるからかな?と言っていた。LIVEのリライト特有の無限に続くかのような間奏中のMCでは「この後またリライトチャンスが来るんで…」「みんなカラオケでは歌えるけど本家での演奏で歌う機会はなかなかね…」「耳元で歌いやがって!みたいなこと言う人もいるけど今日はみんなそういう屈託も全部消してリライトして…ね…!」と緩やかにサビ合唱を促していた(気がする)。ゴッチが緩く促した2回目のリライトチャンスはそれはもうみんな全力で消してリライトした。ゴッチは近隣に火事と思われるんじゃないか?と懸念していた。それぐらい迫真の消してえええええええええだった。途中の芽生えてた感情切って泣いて〜のレスポンスも楽しかった。ゴッチだけでなく自分や周りの歌声が聞こえることに妙な感動を覚えた。これをライブハウスで体験できたことが本当に嬉しい。ホールのLIVEでも歌えるけど、ギュウギュウ詰めでファンが一つの塊になったようなライブハウスにしかない一体感があった。本家の演奏で歌うリライトは最高に気持ちが良かった。
今回の高松に参加するまで他の公演のセトリは見ていなかったが、人々のツイートを見るに公演によって結構違いがあるらしい。私はWonder Futureがアジカンのアルバムの中でもかなり好きだが、今回のファン感謝祭で行われた投票企画ではWonder Futureの収録曲はそこまで上位には入っていなかった。Easterとか聴けたら嬉しいけど、まあしないだろうなと思っていたら、5曲目にEasterが来た。イントロが聴こえた瞬間、少し跳ねた。EasterはWonder Futureの最初の曲である。ちょっとどうかと思うぐらいノリノリで首を振ってしまってクラクラした。ライブハウスのEasterはちょっとどうかと思うぐらいかっこよかった。私はEasterが聴きたかったんだよ本当に。油断していたらなんとアンコールでWonder Futureからもう1曲、スタンダードが演奏された。びっくりした。Wonder Futureはアジカンのアルバムの中で唯一ジャケが中村佑介のイラストじゃないし、なんか他より更にロック寄りで無骨だし、正直ファンにイチオシされることはあまりないアルバムだと思う。でも私は、アジカンのアルバムはどれも大好きだけど、アジカンのアルバムで一番かっこいいのはWonder Futureだとずっと思っている。そんな気持ちが報われたような気がした。いつかまたどこかで街頭のシグナルも聴きたい。
予想外の選曲と言えばナイトダイビングもあった。完全にノーマークの曲だったが生で聴くナイトダイビングはあまりにかっこよくて今までより100倍好きになった。その後2曲、建さん歌唱曲が続くのも予想外で嬉しかった。嘘とワンダーランドが聴けるとは思わなかった。
近い距離で見ていると表情が分かって楽しかった。エンパシーでは、勢い良く歌ってゴッチがマイクを食べそうになっていた。他の曲でもちょっと食べてたけど、どの曲かは忘れてしまった。建さんは相変わらず自由で演奏中に潔の横にふらふらと現れたり、ステージ下に降りて観客たちと触れ合ったり(?)していた。片足を上げてギターを演奏する姿が本当にかっこいい。山ちゃんは近くで見てもイメージ通り寡黙でにこにこしていた。冷蔵庫のろくでもないジョークでは山ちゃんが歌うところが見れて嬉しかった。潔は結構微笑んだり真剣な顔になったりと表情豊かだった。良くフロアを見回していた。
或る街の群青では最後のフレーズのリフレインのときに建さんが足元のスイッチを押しながらなんか…あれ?って感じの困惑してるっぽい表情をしていて、かわいかった。最後ちょっとリフレイン多かった気がするからそれのせいかも知れない。気のせいかも知れない。分からない。
橙はファン投票で2位だったので来ることは予想していたが、本当に聴けるとやっぱりテンションが上がった。私の大好きな「混ざり合って〜×4」のところは最初の混ざり合って〜をゴッチが笑い合って〜と間違えてうっそりと笑っていた。
暗号のワルツ→ワールドアパート
フラッシュバック→未来の破片
振動覚→リライト
など、1st、2nd、3rdアルバムの1、2曲目が曲順そのままの流れで演奏されていたのがとても良かった。我々はアルバムの最初の曲を聴くと次の曲が勝手に脳内再生されるようになっているからね。
聴きたい曲はいくつもあったが、ライブハウスなので観客が合唱したりコールしたりする曲が聴きたいとは思っていた。そうなるとリライトや君という花は外せない。君という花のラッセーラッセーは絶対に言いたい。演奏してくれたらいいなと思っていた。LIVEが始まって少し経ってから、ゴッチの足元にプリントが貼られていることに気が付いた。プリントにはどうやら曲目が書かれているらしかった。見ない方がいいよなあと思いつつ目を凝らした。何が書いてるかまでは見えなかった。位置的にアンコールの最後に演奏されるであろう曲のタイトルが5文字であることはなんとなく分かった。文字までは分からなかったが、密度的に「漢字1文字、ひらがな3文字、漢字1文字」らしき構成だった。そこで私は考えることをやめた。
アンコールではゴッチのボーイズ&ガールズ弾き語りがあったり、コスモスタジオ loves潔によって「尊敬するアジカンさんの曲」ウェザーリポートと冷蔵庫のろくでもないジョークの2曲が演奏されたりと、横浜でのファン感謝祭を踏襲した構成となっていた。ファン感謝祭には参加できず配信で観ていたので、あの日を再現しようとしてくれているのが分かって嬉しかった。
アンコール最後の曲は君という花だった。なんとなく予想はできていたが、あのイントロが聴こえてきた瞬間に体温が上がった。君という花は何度聴いても良い。歌詞が良い。メロディが良い。演奏が良い。間奏のラッセーラッセーも気持ちよく叫べた。嬉しい。
セトリが書かれていたことが分かった今思えば、足元のプリントにあったありえないぐらい長い1行は「冷蔵庫のろくでもないジョーク」だった。
おまけ
モチモチ日記なのにあまりにもポケモンの話をしていない。
この日はフェストハレの近くで1枚だけポケカを買ったので見せてあげます。
マグカルゴが虹色で全面にイラストが入っていてキラキラに光っている。
かなり良い。
虹色だけど顔の辺りが赤色で本来の体色なところも良い。
この日に買ったおかげでこのマグカルゴを見るとアジカンのLIVEを思い出すという付加価値まである。
素晴らしい。