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【ドキドキ。タントラセラピー体験談】

私が、ヨニに目を向けるようになったきっかけはタントラセラピーだ。

それまで‘タントラ’という言葉も知らず「チャクラの通りが良くなるよ!」と聞いて
「行く行く〜!」とふたつ返事をしたのだが後からやや不安になってきた。

どんな内容か動画を送ってくれたのだが、『おやおや…?』
セラピストさんとの距離が想像以上に近い、そしてなんだかエロティックである。怪しげ…自らは選ばない類のセラピーだと思ったがススメてくれた方がとても素敵!ということと、チャクラが通るってどんな感じか体験してみたいという好奇心が勝利して私はその日を迎えた。

本当ならきちんと基礎講座なるものを受けて順を追ってゆくのが良いようだけど、私が参加した回はリトリートとセットになっていて大自然の中、滝やサウナを楽しんだのち、タントラナイトなるものが待っていた。

初参加組は最初にセラピストさんからタントラがどのようなものか説明があり、遅れて会場の扉を開いたのだが、いろいろ、始まっていてたじろいだ。

もちろん衣服は着用しているけれど、男女の密着度がすごい。煩悩だらけの私は「もうあそこの2人は服脱ぎ始めちゃうんじゃない⁈」とひやひやした。が、そんなことは起こらなかった。

‘タントラ’の‘タン’とはサンスクリット語で‘広がる、拡大’。‘トラ’とは‘手段、方法’だそう。
つまり、自分の意識を拡大させる手段。
古代インドで誕生したもので、男女のエネルギーを使い、悟りや解脱を目指すといったもの。
第2チャクラ(子宮)に眠っているシャクティ(女性原理)のエネルギーを呼び起こし、上昇させる。
上昇したエネルギーは第7チャクラのシヴァ(男性原理)と出会い統合がなされる。

タントラセラピーではエネルギーが上がっていく過程で普段押さえ込んでいたものが現れてくる為、泣いたり、怒ったり、笑ったり、咳がでたり反応は様々。
オーガズムを感じる人が多いのは普段それだけ蓋をして生きているからだそう。

確かに。
人間が持っている三大欲求の1つなのに、
睡眠や食事に関しては、質の良いものにしましょうね!といたるところで言われているのに、
質の良いSEXをしましょうね!とは謳われない。
そもそもそれが不自然なのかも、とも思えてくる。

そうして、いよいよ自分の番がやってきた。
周りの様子に圧倒されていた私は半分くらい、このまま受けずに帰っても。今日は様子見ということで。という気持ちになっていたのだが、そこはプロのセラピストさん。

初めから密着するようなことはないし、基本的には一方の手を繋いで、もう一方で衣服の上から子宮辺りに軽く手をあてた状態で始まり、エネルギーの動きに合わせて手をあてる位置を変えていくという感じ。こちらの様子をよく観察しながら進めてくれるので、緊張が解けていくのにさほど時間はかからず、気がつけば気持ち良さに身を委ねていた。

受け入れられているという安心感。
あぁ私、男性のエネルギーを欲していたんだなと素直に感じた。
考えてみたらパートナーのいない私はもう長いこと男性に触れていなかった。

セッションが終わった後、私はとても分かりやすく言うと『元気になった!』
周りの人にもそう言われたから、それくらい顔つきも違っていたのだろう。

その『元気になった』感は帰ってきてからも続き、生きるということに意欲が湧いてきた。

そんな体験から女性が持つ子宮のパワーやタントラの実践に興味深々なのである。

こうしてお伝えしていると『性』のイメージが強いタントラだが、『全てをニュートラルに捉える』というのが教えの本質だそう。
自分の中の綺麗な部分も卑しい部分も、ただそれが在るよね、とみる。どちらにも加担しないし戦いもしない。

そうやって自分の意識を広げていけたら、人は生きやすくなるのだろうか。
それはこれから確かめてみたい。

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