献血年間制限量緩和の要望
昨日、献血からの血液型の話をしたので、かねがね思っていることを広く世間に主張したいと思います。
タイトル通り
全血献血年間制限量の緩和をしてほしい
というものです
いま、献血の全血採血において
男性の場合 年間総採血量が1,200ml以内 とされています。
一回の献血で400mlですから、年3回しかできません。
これじゃ少ない。わたしはもっと献血をしたい。
個人的には、月一とは言わないまでも2カ月に1回ぐらいしても良いです。年6回、2,400ml、つまり今の倍。
成分献血ならもっと頻回にできますが、以下のように(※)体質的に血が濃いということがあって成分献血とは相性が悪く、むしろ全血献血をバンバンしたいわけです。
※ ヘモグロビン量 Hb が17弱 (男性基準値13.1~16.3g/dL)
赤血球数 RBC が550程度 (同:427~570(X10^4/ul))
つまり、生理学的に濃い。
だいぶ前ですが、献血の事前検査でやはり血が濃くて、その担当医に「これは瀉血したほうがいいかも」みたいなことを言われ、同じ事前検査室にいた別のお医者さんに「そこまでには及ばない」と言われたことがあるくらいです。
瀉血とは血が濃すぎるのであえて血を抜くことですが、そんなんするぐらいなら献血したほうが良いわけです。
上記は個人的事情によるものですが、社会的にも年間献血量を拡大していくべきであろう状況となってきています。
今後の血液需要としては、逼迫していく方向にあります。
輸血用血液製剤や血漿分画製剤の多くは高齢者の医療に使われており、輸血用血液製剤を使用されている方の約85%は50歳以上の方々です。
一方で、献血いただいている方の約70%は50歳未満の方々であり、この世代の方々が輸血医療を大きく支えています。しかし、若年層(10~30代)の献血者数は減少傾向にあります。日本の少子高齢化が今後ますます進んでいくと、将来の安定供給に支障をきたす恐れがあります。
(以上、日本赤十字社のWeb)
考えてみれば、そりゃそうだよな、というところです。となると、方策としては
①献血経験人数の拡大。すなわち、いままで献血適合者なのに献血してこなかった層への一層の呼びかけ
②既存献血者の年間献血可能量の拡大。つまりこの記事の主張。
と考えられますが、手っ取り早いのは②でしょう。ちょっと話はそれますが、とくに飲食店といったBtoCの業態の成否は常連客をどれだけ保持出来るかであると良く言われます。新規顧客獲得のためには多大なエネルギーを要します。つまりそういうことです。
さあここで、海外を飛び回っているわけでなく、健康な若年層(まだギリギリ)であると自負していますので、わたしには献血をより一層行う用意があります。
ですので、全血献血1,200ml/年 というのを、どのように決めたのかは知りませんが、ちょっと見直していただきまして、もしくはある程度血が濃い人は特例として年間献血量を増やせるといった制度を設けていただきたく、ここにお願いするものであります。
この記事、日本赤十字社に届くといいな。