よんのばいすう4-16 2021.4.16
少年は大志だった
ASTUDIOはいつからか「+」(プラス)がついていますが、何が前と変わったんでしょうか。
今日のゲストの中川大志君は、最近の若手イケメン俳優の中でも正真正銘きれいなイケメンで、私的には顔以上に声が好きです。誕生日が6月14日て、藤井風君と同じじゃないですか?さすが、もってます!
中川大志の大志は、クラーク博士の「少年よ大志を抱け」からとられているそうです。
1877年4月16日、札幌農学校(後の北海道大学)初代教頭としての赴任を終えたクラーク博士はアメリカに帰国します。その時、教え子達に向って語った言葉が「少年よ、大志を抱け」でした。実はその先にも言葉があって、「Boys, be ambitious like this old man!」「この老人のように」と言った博士はその時まだ50歳でした。
クラーク博士が日本にいたのはわずか9カ月ほど。マサチューセッツ農科大学の学長としての立場のまま日本政府に招聘されており、バカンスを利用しての来日だったからだとか。アメリカに戻ったクラーク博士は大学の教鞭に復帰するのかと思いきや、友人と共同で鉱山会社を立ち上げ事業家の道へ。ちょっと調子乗ってアンビションを発揮しすぎたんでしょうか。ところが、パートナーの横領などに遭い会社は倒産。出資者からは詐欺の容疑で訴えられるなど苦労が絶えず、心臓病を患って悲運のうちにわずか59歳でこの世を去るのです。死の直前には「札幌で過ごした9ヵ月間こそ、私の人生で最も輝かしいときだった」と言い残したとか。意外にも淋しい最期だったんですね。でも、新しい農業や科学を日本の若者たちに教えんと理想に燃えて未知の国に降り立ったクラーク博士がいたからこそ、この言葉は今も語り継がれているんですね。
奇しくもこの言葉が生まれた記念すべき日に登場した大志君。いやしかし、彼の未来は前途洋々でしょう。このまま名は体を表し、クラークさんのように調子に乗り過ぎず、真摯に夢に向かって頑張ってほしいです。
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