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ヨンゴトナキオク27 2021.4.14

誕生花はブルースター

たまには美しい話をいたしましょう。4月14日の誕生花のひとつに南アフリカ原産の「ブルースター」があります。和名は瑠璃唐綿(ルリトウワタ)。5月から小さいながらも爽やかな青い小花を咲かせます。その青い花びらが星のように見えることからついた名前ですが、これは園芸上の名前で、英語ではTweediaの方が知られているそうです。

青は誠実や純潔の象徴といわれていることから、花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」。幸せな結婚のイメージに合うと結婚式のブーケにもよく使われるそうです。男の子が生まれると出産祝いにも選ばれる花なんだそうです。いかにも美しや!花自体には白やピンクもあるそうですが。

1912年4月14日、イギリスの豪華客船「タイタニック号」が北大西洋で氷山に接触し沈没。2200人の乗員乗客のうち、1500人以上が犠牲になるという20世紀最大の海難事故が起きました。来年は沈没から110年になりますね。1997年に公開し大ヒットした映画『タイタニック』では、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが演じた恋人たちの悲劇が涙を誘いましたが、まさにブルースターの「信じあう心」を体現したような物語でした。ただし、この恋人たちは実際の乗船客ではなく、監督であるジェームス・キャメロンが作り上げたフィクションだそうです。当時の身分制度と悲恋を組み合わせ、沈没事故によりいっそうの悲劇性を演出したのでしょう。こういう悲恋は古今東西人間の大好物。もちろん、日本でもセリーヌ・ディオンの主題曲とともに大ヒットし、262億円というとてつもない興行収入をはじき出しました。ちなみに、なんと5月7日と14に日本テレビの「金曜ロードショー」で久々地上波放送があるそうです。そうそう、確かに194分と長編でした。

お~っと美しい話が下世話なお金の話になってしまいました。しかし男女の愛において、まして結婚に至ればお金の問題はある意味ご法度です。殊に男性は金銭を含めあくまでも身辺がきれいでなければいけません。特に娘を持つ親からすれば、借金なんてとんでもない!あるとしても、そこは解決した上で結婚に臨むのが基本の基です。聞いた話で恐縮ですが実話です。祝福されて結婚したのに、本当は無職の男性。毎日仕事に出かける振りをしてどこかで時間をつぶし、夕方になると帰宅する生活が続いたものの、結局はバレて離婚となりました。お給料というかお金は奥さんに渡していたそうなのですが、男性の母親が息子のために工面していたんだとか。つまりは親子で奥さんを騙していたのです。そりゃ、遅かれ早かれ破綻しますよね。しかし、世の中にはこんな人たちもいるんです。傷が浅いうちに別れ、女性の方は再婚して幸せになりました。「金の切れ目は縁の切れ目」と言いますが、信頼関係が壊れる第一条件はやはりお金ではないでしょうか。その辺の疑惑で世間を騒がせながら、28ページもの言い訳を披歴してしまったあのお方とあのお方は、今でも「信じあう心」で「幸福な愛」を感じながら果たして結婚にたどりつくことができるのでしょうか。他人事ながらイライラし、「ちょっとぉ、お部屋にブルースターでも飾ったら?」と言いたい気持ちを堪える毎日です。うわっ、どこが美しい話やねん!!(笑)










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