【第2話 夜逃げを乗り越えて】
イジメられ続けた小学校低学年時代
サッカーに出会い、夢中になれるものを見つけた高学年時代
サッカーに夢中になっててもイジメは無くなりませんでした
イジメのトラウマもあり、人と接する事に恐怖のようなものを感じてる中で事は起こります
父親の経営していた土木の会社が倒産!!
当時は取り立てにヤクザが来るのが当たり前で小学6年生ながら逃げ回る父親の代わりに借金の取り立てに来るヤクザの対応、電話の対応をさせられる毎日
玄関で
電話で
ヤクザに脅される毎日
いつしか電話のベルの音で身体が震えるようにまでなりました
この頃から人と接する事に恐怖を感じるようにもなったのです
ある日の深夜
母親に起こされ言われるままに親戚の車に乗せられて連れて行かれたのは母方の祖母の家
目を覚ましてから夜逃げをした事を知らされました。
父親がヤクザに殺されると危惧した母方の祖母が手を回したとの事でした。
突然の夜逃げと転校
そして食い扶持を減らすために家族と離れてひとり祖母の家に預けられる事に
人と接する事に恐怖を感じるようなってしまった僕は転校先でクラスに馴染めずにまたイジメられる日々
預けられた祖母の家でも邪魔者扱いされる事もあり精神的にも追い込まれていった小学生6年生
そして再び自分なんて世の中に必要の無いと思い、自殺を考える日々
手に余った祖母によって家族の元へ返される事になり貧しいながらもやっと平穏な日々を過ごせるようになりました
ただ、家族の元で生活するために転校した先、進学した中学校でも人接する事に対する恐怖からイジメられる日々は変わらず、そして大好きなサッカーをやれる環境でもなくなりました
中学校からは望まない卓球部への入部を強要され腐っていた中学1年生時代
中学2年生の頃にはやる気もないのに持ち前の運動神経の良さからか、何故か強くなってしまった卓球
試合で勝てる事が楽しくなり夢中で卓球にのめり込んでると、気がついた時にはイジメは無くなってました
卓球と出会わなければ僕の人生はいつまでもイジメられる人生だったかもしれません
卓球でも進学の話が来るほどにはなっていましたが、貧乏な暮らしは変わらず、私立高校へ通う事が難しく強豪校への進学を断念
高校卒業時にも卓球で大学進学の話もありましたが貧しい中で弟や妹のために就職を決意
将来の独立を夢見て大工見習いとして修行に出ました