【第3話 大工としての修行、独立、そして事業失敗】
大工として修行に出た先の親方は人としてはハチャメチャな人でしたが職人、親方としては尊敬出来る人でした
この人の下で1人前になって自分も大工の親方として独立する
その想いを胸に修行に励む毎日でしたが、希望を掴むと崩れ落ちていくのが僕の人生
ある日突然、親方が末期の大腸癌で入院、数ヶ月後に亡くなってしまったのです
まだまだ修行半ばの身で尊敬する親方を亡くして新しい修行の場を探すものの、人と接する事に恐怖を感じてしまう少年期のトラウマもあり、なかなか亡くなった親方以上の親方には出会えませんでした
それでもそんな自分を変えようといろんな親方の元で修行をしてコツコツ努力をする事で結婚を機に独立する事が出来ました
ただ、自分の望んだ親方としての独立ではなく、ハウスメーカーの下請職人としての独立でした
下請職人としてもコツコツ頑張り、そのハウスメーカーの中でNo.1の大工として評価もいただき、今度こそと思い、家族のため、子供の夢を叶える力になるためにもっと稼がないとと
リフォーム会社を設立
ところが職人としての経験、知識、技術だけあれば仕事なんて簡単に取ってこれると営業というものをなめていた僕は、人が怖いというトラウマも相まって全く集客が出来ずに会社の経営に行き詰まってしまいました
周りが見えなくなりなんとか会社を立て直したい一心とすがる思いでネットで見つけた財務改善、経営コンサルタントの会社ににコンサルを依頼
ところがこのコンサルがキチンとしたコンサルの出来る人ではなかったのです
それでもそこにすがる事しか出来ずに正しく見極める事が出来なかった僕はコンサルの言うがまま、利用されるがままに事業を進めて2000万円の借金を背負う事に…
思えば、ここでも人に対する恐怖からこのコンサルに恐怖支配をされていたんだと思います
そして、この状況まで来てて初めて自分の愚かさに気がついたのです
コンサルとの縁を切り、会社も諦めて、また
いち大工職人として一からやり直そうと決意
またコツコツと頑張って少しずつ収入も安定してきてました
ところが、そんな中で発生した新型コロナウイルス騒動
コロナの影響で仕事が激減して収入が無くなる月も出て来た中で大工としての収入だけではなく何か副収入を得なければと考えるようになったのです
【第4話】へ続く
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