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「プリンス FOREVER IN MY LIFE」    バーチャル聖地巡り

約1年前に読んだこの本。

小声で言いますが…、デスク・椅子・照明・空調…仕事をするために整えられた素晴らしい環境下で読むことができたため、店名や地名、ストリートの名前などが登場するたびに、PC(Google Map)で検索し、ストリートビューで現地の様子を眺めつつ、読むことができました。読後の率直な感想はコチラ

中には、閉店してしまったり、当時とは様子が変わってしまったりしただろう場所もありましたが、一ファンとしては「こんな通りをプリンスがドライブしていたのか」「こんなレストランで食事をしていたのか」と、脳内で彼のドキュメンタリー映像が再生(妄想)。本を読むうえでも情景がより立体的になり、私にはとても助かりました。

登場した場所すべてを特定できたわけではありませんが、いつか自分のためにまとめたいと思っていましたので、ここにシェアさせていただきます。ミネソタ州ミネアポリス市内がほとんどです。


 [参考]NPG Prince Site(KIDさん)の紹介記事
 ニール・カーレン著『プリンス FOREVER IN MY LIFE』の翻訳版が6月30日に発売

 [参考]partymind(Touchyさん)のレビュー
 プリンス FOREVER IN MY LIFE


[以降のリンクについて]
1行目:URLはGoogleストリートビューにつながるリンクです(現地を撮影した画像が見れます)
2行目:座標です。地図上の地点を示してます。そのままコピペして検索してもOKです

▮カフェ「セバスチャン・ジョー」

 p.16とp.166
https://maps.app.goo.gl/NeEnesQckMAgrVDF7
44.962576753554984, -93.29199534991818

著者のニール・カーレンさんが行きつけだというカフェ。第1章の冒頭に明記されています。
プリンス関係ないじゃん!…かもですが、このエリアこそ「Uptown」のもととなった場所。
店の周辺もぶらぶらして、散策してみましょう♪

また、第7章「バットマンとブルース・ウェイン」でも、カーレンさんがアンドレ・シモンと初めて会って話した場所として登場します。

▮オリバー・アベニューとプリマス・アベニューの交差点

 p.117
https://maps.app.goo.gl/HDo16aQB6BZ9zpYx7
44°59'29.4"N 93°18'25.2"W

第5章「親愛なる父さん(その一):悪い息子」で登場。
著者のカーレンさんがプリンスの運転で、ふたりが幼いころに住んでいた地区(正確にはカーレンさんの祖父母が住んでいた近所にプリンスの生まれ育った家があった)をドライブした時に差し掛かかる交差点。ちなみにプリンスの家は、この交差点の近くの「ローガン・アベニュー・ノース」(※地図では「ノース・ローガン・アベニュー」とありますが、たぶんこれのことではないかと)の通りにあったそうです。

「ローガン・アベニュー・ノース」

 p.116
https://maps.app.goo.gl/XJUTXU3unLxFck4u7 
44.991583, -93.303217

▮バーベキューレストラン「ルドルフ」

p.167
https://maps.app.goo.gl/1qbJKWVs1ndTkAPJ6 
44.96291125841087, -93.28770992888025

第7章に登場する店で、「プリンスの一番好きだった地元のレストラン」と説明されています。
非常~~に残念ながら、現在店は閉業しております。が、店内の様子は上記URLで見ることができます。
きちんとしたちょっといい店だけど、気取らずに行ける感じですよね…。行ってみたかったです。

▮ハリエット湖

 p.272
https://maps.app.goo.gl/ZEyiATrmE5yBThXj8
44.927980292101864, -93.30754304653408
https://maps.app.goo.gl/tpsCQ2oHapTHGYEm8 
https://maps.app.goo.gl/jjCpJRgSYS9Xvki58

第12章「孤独な世界」で登場。
ミネアポリスの端にある湖で野外音楽堂があったりして、地元の人がファミリーで遊びに行くような場所らしいです。
目指すものを問われたプリンスは、「史上最高の天才たちと同じ神殿に祀られること」と、ここに「一族の長として暮らすこと」と答えました。

▮パーク・アベニュー・ユナイテッド・メソジスト教会

 p.274
https://maps.app.goo.gl/vxqqcF85CvxZfDjcA
44.9410853126219, -93.26574564073444

第13章「壊れる 第一幕」で登場。
1996年のバレンタインデーにプリンスとマイテが極秘に結婚式を挙げた教会。
近くには小学校もあるような住宅街にある教会。特別大きくゴージャスというわけでもなくて、世界的な大スターが結婚式を挙げたなんて信じられないけど、それがプリンスだと知るとなんだか妙に納得できます。

▮ソニー・リストンの墓

 p.374
https://maps.app.goo.gl/q7bvAakogYs6aNTR9
36.076385654668634, -115.11752437853306

第18章「ソニー・リストンの墓」に登場。※ソニー・リストン…初代WBC世界ヘビー級王者。モハメド・アリのライバルだった。

場所は、ラスベガス近郊にあるマッカラン国際空港(※2021年に「ハリー・リード国際空港」に改称)の隣にある公園内。
「ここへきて、彼の言葉をソニーに伝えるって(アリに)約束したんだ」p.379
カーレンさんを連れてプリンスはこの場所を訪れ、上の言葉を口にします。
そして翌日、彼はまたカーレンさんを誘い、あるものを墓標の上に置いて行きます。
まるで映画のような逸話だと思います・・・。

▮ライブハウス「ザ・ダコタ」

p.455
https://maps.app.goo.gl/BWj69fNE2k8wHL9y5
44.97377202942284, -93.27516719520492

第21章「楽章終結部」に登場。
「プリンスが後年人知れず静かに、新しいけれども騒がしくはないミュージシャンたちの演奏を特別席から楽しんでいた場所」で、プリンスの死から2年後にザ・ファミリーのライブが行われたクラブです。


ということで、ほんのわずかですが、本の中に出てきて特定できた場所を載せてみました。

今回この記事のために軽く読み返してみて思ったのが、2024年6月8日に日本の劇場で公開されたドキュメンタリー「プリンス ビューティフル・ストレンジ(原題 Mr. Nelson on the North Side)」にも通じる部分がかなりあって、プリンスが愛したミネアポリスという町、プリンスをつくったミネアポリスという町、両方の観点からより見えてくるものがあると思いました。
ちなみにドキュメンタリーには、著者のニール・カーレンさんもインタビューを受けて登場します。
この本の語り口から、控えめで謙遜的な方かとイメージしていたんですが、映画を観た印象では、ハキハキしっかりと話す積極的な感じの方でした。

いつかここにあげた場所を実際に訪れて、旅の感想を「セバスチャン・ジョー」でパソコンひろげて書いてみたいなぁ・・・(^^)


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