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L:60 要らないものしか買わない

2024.9.22

東京に住んで2年経ち、生活も落ち着き、私の家には生活に必要なものは全て揃っている。流行りのミニマリストほどではないが、そんなに多くモノを持っている方ではないと思う。家財道具にしても、服にしても、使うものと、控えが少々ある程度だ。日常的に使うモノ、必要なモノがほとんどだ。


以前から好きだったガラスを見ることが、東京に来てから捗っている。世の中にガラスが好きな人が多いんだろうなと思うが、東京では毎週どこかで、ガラスの展示が行われている。
このサイト、私にとっては神サイト。

こちらの情報を見ては、おもしろそうな展示をいろいろ見にいく。
最初は、どちらかというとアート要素の多い作品が好きだったのだが、だんだん、食器や花器のような普段使いのものを見るのもいいなぁ〜と思うようになってきている。特に薄くて透明感のあるものが最近は好きだ。

表参道とかガラス専門店、セレクトショップに行くと、もう、素敵なガラスが溢れていて悶絶しそうになる。こんなの家にあったらいいなぁ〜と、思う。いいなぁと思うものは、お値段もいい値〜がする。

私はどちらかと言えば、財布の紐はかたい方だと思う(というより、自由に使えるお金が多くない)。加えて、あまり多くのモノを持ちたくないというのもあり、それもあって、このグラス欲しいなぁ〜と思っても買って帰るということはないのだけど、何より、欲しいなぁと思った時に、頭をもたげるのは、「もう、グラスはうちにあるし」ということだ。

素敵なグラスやお皿、たくさん見てきたが、その度に、もう家に、その役割をするグラスや皿(陶器)はあるのだ。一人暮らしでは、一度に使えるグラスは一つだけだ。しかも、ガラスは扱い的には、気をつかうものなので、使用用途も限られる。そうなると、どんなに素敵なグラスも、生活感あふれた台所にただ、置いておくだけの為に買う気にはならず、これはもっとふさわしいお宅に行くべきだと、そっと棚に戻す(笑)
私の家には必要なものは、もうすべてあるのだ

とはいっても、毎週、毎週、素敵なガラスを眺めては家路に着くのは、楽しいけど辛いことでもある(笑)欲しいなぁと思っては、これうちにある、と思って諦めるのだが、最近、あることに気づいた。

必要なモノは既に家にあるから、買う必要はないし、買うことで役割が重なるモノが増えてしまい、極めて無駄遣いな感じがするが、必要ではないモノは、家にないから、何とも役割が重ならない。ということは必要ではないモノを買うことは、必要なモノをさらに買うことよりもよいことではないか

つまり、要らないモノなら、買ってもいいんじゃないか
我ながら、よい詭弁だと思う(笑)

今週、新たに素敵なガラスがうちにやってきた。

淡島雅吉の何かわからないけど、色や質感よい

何のためのガラスかわからないから、今、うちにあるモノと役割が全くかぶらない。唯一無二の存在だ。実に価値がある。

⚠️もちろん、欲しくて欲しくて、散々迷い、1時間ぐらい悩んで買っている。(念の為)




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駄々こね太/ Essayist
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