L:15 木彫り熊の進化系(東京アート巡り)
2022.11.25
Casa BRUTUSのtwitterにすぐ影響されるタイプなので行ってきた。
土屋仁応 個展「進化論」
感想としてはすごくよかった。色味、眼、ありがちな言い方だけど世界観に引き込まれた。
北海道の木彫り熊の進化系というか、狛犬の未来版というか、ポケモン meets 仏教彫刻というか、展示名の『進化論』というのがしっくりくる内容だった。
これを見て、「北海道の木彫り熊の進化系」と頭に思い浮かんだ(笑)色彩が光の当たり方で微妙に変わり、彫りの線の高い部分と低い部分がコントラストになって虎感が迫ってくる。
今回、自分で撮った写真は作品の眼がうまく撮れなかった。後述するけど、眼がすばらしいのです。ガラスの目が入っているのだけど、これが凄みをだしていて、引き込まれた。土屋さんのサイトやCasa BRUTUSのサイトを見てほしい。
田中福男個展「枝に伝える」
土屋さんの作品のガラス玉眼を作っているガラス作家 田中福男さんの個展も同会場で行われていた。
もう、これも私の好物である「ガラス」なのでわくわくしながら見た。
ガラス玉やペンダントトップの中に花や網目のような模様が入っていて、光の加減で見え方が変化して、きれいだった。
個人的には、派手なものより、ほぼ透明のガラス玉で見る角度で、模様が浮かび見えるような作品がよかった。写真を撮ってみたのだけど、全然良さを伝えられそうにないので、田中さんのインスタを見たほうがよさそう。
https://www.instagram.com/fukuotanaka_topnoch/
できれば、作品にもっと光が通るような展示の方がよいのかなとも思った。空中にぶら下がってる様子を想像しながら見た。
展示とともに販売もされていた。ちょうど行く前に、amazonのブラックフライデーでぽちぽち買い物をしていたせいで、財布が半開きになってたのか、我が家にガラス玉を連れて帰ろうかと瞬間思ったが、そんな余裕がどこにあるのかともう一人の自分が鈍器で殴ってくれたので、欲望が砕け散って助かった。おとなしく美しさを目に焼き付けて帰ってきた。