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L:8 Tokyo has a "Little Kyoto"?

2022.11.05

どうも今住んでいるエリアは神社仏閣が多いようだ。ちょっと歩くと鳥居があったり、大きい門や木があったり、お墓があったりする。夜、一人であるくのは、ちょっと怖い。

神社が多すぎて、その都度お賽銭とおみくじをしていたら、金運が下がりそうだ(罰当たり)。それにしてもこんなに、神社やお寺が多くて京都みたいだ

京都のような場所を「小京都」と言うことがある。地方の観光ガイドによく、「ここは○○の小京都と呼ばれている」、といった文を見かける。ということは、私の住んでいる所は「東京の小京都」じゃないか。でも、そういうことを言う人はいるのだろうか。東京に小京都はあるのか?と思った。

「小京都」というのは、いじわるな言い方をすると、京都よりちょっと落ちるというか、京都があっての小京都なわけで、京都を越える小京都はないのだろうと。東京は日本の首都だし、1番の都市と言える。そこに小京都はあるのだろうか。


調べてみると、どうも東京に小京都はなさそうだ。

すごいなと思うのは、「全国京都会議」なるものがあって、小京都とよばれる都市と連携しているようだ。議長は京都の人なのだろうか。勝手に小京都と名乗ると怒られそうだ。


私の中では似たような疑問がもう一つある。それは「道の駅」だ
車で旅行をしたら、道の駅に寄って、ソフトクリーム的な地方の名産品を食べたくなる。ついでに、お土産に白い恋人的なご当地お菓子を買いたくなる。たとえ、そのお菓子がその土地で作られていなかったとしても。

「道の駅」「道路にある駅のような場所」ということだ。wikipediaにも次のように書いてある。

道の駅の設置構想は、1990年1月に広島市で行われた「中国・地域づくり交流会」の会合において、「鉄道に駅があるように道路に駅があってもいいではないか」という提案から始まったもので、同年6月に行われた同交流会の宮島フォーラムをきっかけに、本格的に議論が始まった

Wikipedia: 道の駅より

ここで指すというのは、「鉄道の駅のように、飲み食いができて、休憩ができる」ということだろう。鉄道の駅の概念を道路に転用した言葉だ。

「鉄道の駅」というすばらしい機能を持った場所があって、それに似たような場所として「道の駅」ある。これは、上に書いた「京都」あっての「小京都」と私の中では繋がる。

「京都」→「小京都」
「鉄道の駅」→「道の駅」

しかし、ここで一つ疑問が浮かぶ。
小京都は京都成立以前に、「ここは○○の小京都と呼ばれることはなかったはずだ。つまり、京都が時系列で小京都より先にある。

道路と鉄道はどうかと言うと。道路の方が鉄道より先に(古くから)あった。古い道路が、新しい鉄道から概念を借りてきているのが、なんとなく違和感があった。

この感覚が伝わるだろうか(笑)
おそらく、道には鉄道(駅)成立以前にも、「飲み食いができて、休憩ができる」場所があったはずだ。時代劇を見てても、お団子食べたりしている場所がある。宿場と呼ばれるような場所は、それに該当すると思う。

要は「道の駅」って宿場のことだろうと。道路よりも後にできた鉄道から概念を借りてこなくても、宿場というものが昔からあった。


ここまで書いてきて愕然とするのだが、宿場をwikipediaで調べると

次のように書いてある。

日本における宿場の歴史
日本でもこれに倣って古代律令制の成立と共に駅伝制が導入され、各国の連絡のために東海道山陽道などの官道を整備し、駅家)を各所に設けた[1]。(中略)
これら駅伝制による「駅」の制度は平安時代末期の律令制の弛緩に伴い衰退し、「駅」という言葉自体も「宿」「宿場」などに取って代わられた。

Wikipedia: 宿場より

駅の漢字の由来を調べれば、こんなに遠回りすることもなかったが、そもそも「駅」は、道路にあったものだったのだ。それが、平安時代に「宿場」と呼ばれるようになっていった。

ということは、鉄道の方が、もともとは道路の駅の概念を借りてきたと考えてもいいのか。

「(本来の道路の)駅」→「鉄道の駅」

書いていて、わけがわからなくなった(笑)
下調べをせず書き始めたのがいけなかった。

高円寺(駅)にある宿鳳山高円寺

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駄々こね太/ Essayist
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