L:53 ゼミ展2024 デザインの学び方を知る
2024.1.14
東京ミッドタウン・デザインハブでこちらを見てきました。
全くデザインのことを知らないのだけど、素敵なデザインを見るのは好きで、デザインハブも好きな場所の一つ。もし、今世で時間とお金があるなら、学校でデザインの勉強したいなぁと思いつつ、うらやましく見てきました。
学校の授業の限られた時間の中で、考えて、調べて(フィールドワーク)、試作して、フィードバックもらって、ブラッシュアップしてみたいな感じで作り上げていくのは、他の学問と似ていると感じた。
卒業論文を書くのも総じて、似たような体験ではあるけど、見ていて難しいなと思うのは、街のデザインとかだと、実際に大学生がプロジェクトとして建物を作るのは難しいからモデル(模型)を作るまでということになるし(私の理解が正しければ)、ちょっとした製品を作るのでも、おそらく、予算や使える機材等の制約もあるだろうから、本当に作りたいものが卒業前に作れるわけではないというギャップがもどかしいだろうなぁ。もちろん、制約があるゆえの学びもあるかと思うが。
自分も言語を教えた経験がある身として、指導者としてもそれぞれの学校の学び方(教え方)も興味深く見たが、デザインを教えるというのは、言語とは異なる部分も多いだろうなと思った。
学部生にどれくらい追求させるのか、何かを作るしても、自分(教員)と同じものを作らせるわけではないし、教師として、どのあたりに個々の学生を着地させていくのか、そういう話も聞いてみたいと思った。
こういう場所で自分たちの作ったものを全くの第三者に見てもらう機会があるのは、きっと良い経験になると思う。この中から、また次世代のデザイナーが生まれるのかと思い、わくわくする時間だった。
以下、おもしろかったもの中心に。各学校の紹介と学び方は写真に撮った。一部、抜けてるのがある。
今回、一番、おもしろかったのは昭和女子大学の「これもクッキー型である」だった。今回の展示の中で、最終形に近いものが「クッキー」という題材(素材)だったと思う。展示も型とクッキーが並べられていて(本物のクッキーではない?)、素人が見ていてもわかりやかった。3Dプリンターは試作しやすいのかな。
こちらはクッキーとは全く違う多摩美術大学の「時間の探求」。認知系の課題は科学的な匂いがして、個人的にはツボ。
東京都立大学もおもしろかった。
けっこう不気味な体験だった。