自己紹介ではない

宣伝会議編集ライター講座即戦力コース米光クラスの第11シーズンがスタートしました。
講師紹介、講座の方針、自分マトリクス、チーム決定、部の決定、課題解説とみっちりの２時間30分。

最初の講座は、やはり緊張している人が多くて、場が硬い。ので、ほぐすために「自分マトリクス」というワークをやる。
周りにいる仲間がどんな人なのか少しでも知ることが場をやわらかくする近道だし、今後のワークショップをスムーズに進めるためにも必要なことだからだ。

「自分マトリクス」は自分が興味あることを７分間で91個書き出すワーク。「自分マトリクス」で、ぎゅっと集中してもらって、その後、「自分マトリクス」を使って３人チームでわいわいと雑談する、３分たったらメンバーを入れ替える。これを連続で４回。
「自己紹介ではない」「ひとりで長々と喋らない」と言ってから、やってもらう。
自己紹介ではなく、自分の興味があることをどれだけ人にクリティカルに伝えられるかの瞬発力トレーニングだ。

これをやると、プロとしてライターや編集者をやってる人が、はっきりと判る。
自分の興味があることがたくさん書かれているわけだが、語るのは、「自分」ではなく「興味のあること」だと認識できてるかどうか。「興味があること」の集合体として、自分の個性が伝わるということが判っているかどうか。ちゃんと相手が興味を持つように具体的に言葉にして話せるかどうか。そういった差がしっかりと出てしまうのだ。