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造型を考える~マスク編~⑥

愛媛県北宇和郡にある鬼北(きほく)町
全国1741の地方公共団体の中で唯一「鬼」の文字が入る自治体だそうで、平成25年度から新たな鬼北町の魅力づくりと産業起こしを目的とした「鬼の町づくり」がスタートしたそう。

町役場のHPも鬼関連の企画などあって面白いので興味ある方はご覧になってみて下さい。

さて、なぜ鬼北町のご紹介をしたのかと言うと鬼北町の道の駅にこんな凄い鬼のモニュメントが設置されているそうなんです。

鬼王丸

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めちゃくちゃ迫力あるし、怖カッコいいですよね。
初めて見た子供は泣いちゃうんじゃないですか?これ。

そんな鬼王丸ですが、実は自分がコスチュームやマスクなどの製作で携わってる愛媛プロレスさんから何年か前に「この鬼王丸をレスラーとしてデビューさせたいのでマスクを...」と依頼があったわけです。

どのレベルでデザイン化し、どうデフォルメして、どう立体化させるか......。
いつも通りの頭の体操なのですが、鬼王丸に関してはやはりこの迫力ある表情をどれだけ表現出来るかにポイントを置くことにしました。

盛り上がった表情筋を描くためにパーツを細かく分け、ひとつひとつを丁寧に作り込みパズルを組み立てるようにセットすることで迫力ある顔の造型を表現。
眉毛や目の周りに関しても力の入った表情になるようパーツの組み合わせで表現。

そして鬼王丸の特徴でもあるピアス(?)をした耳と後ろ髪から続く髭.......。


これらも全てリアルに表現してみよう!
なんなら会場に来た小さな子供が泣いてしまうレベルのマスクに仕上げてみよう!


顔の造型でかなり時間と手間を費やしてはいましたが、そう思った瞬間にまたモチベーションが上がりました。
耳の造型、ピアス、髭&髪の毛....造型イメージと技法が決まるのにさほど時間はかからなかったので、ある意味勢いのまま作ることが出来ました。

造型と言う観点はいろんな見方や捉え方があるので一概には言えませんが、かなり凝った考え方を形にしたと言う意味では群を抜いている作品になったのではないかと思います。

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世の中『鬼滅の刃』ブームですが、鬼北町は『鬼推し』の町です♪

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