造型を考える~マスク編~②
造型を考える2枚目のマスクはこれ。
般若面
シリーズ2回目にしてラスボスが登場してしまうくらいのお話です。
般若面はかなり念入りに企画構成をして形にしたプロジェクトでした。
もともと古来の般若の面を革や生地を使ってスタイリッシュな近未来の面に出来ないだろうか?という思いつきから始まりました。
あの独特な表情をどうやって型紙に落とし込むか。
ネットから般若面の画像を何十枚も引っ張ってきてはイメージ。イメージしてはパターン起こし。
その連続でやっとイメージ通りの型紙に仕上がりました。
最初は近代的な素材で形に。
これまでになかった般若面が出来たぞ!と意気揚々としていると、木目調に見える革に出会いそれで作ると..
さらには着物に使われるレベルの和素材に出会い...
もはや近未来ではなくジャパニーズトラディショナルに寄ってきてしまった感は否めません(笑)
そこでめちゃくちゃ豪華にしてみたり。
このスピンオフとして兜面と言うジャンルも生まれました。
この兜面は進化して三浦プロレスの遊ヶ崎マッスル選手になったり、
立体造型の兜マスクになったりしました。
話を戻して般若面も桜庭和志選手の入場面になったり(画像クリックでオフィシャルサイトへ💨)、
さらにはいろんなマスクへ。
般若面はファッションショーのランウェイや革新的な狂言の舞台などで使われるとまた可能性が拡がるアイテムに進化していくのではないかと思う次第です。
知り合いのユナイテッドアローズのカリスマバイヤーに聞いたら『全然アリだと思う』と言ってましたw
面白い!と思った関係者の方はどうぞご連絡くださいまし。
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