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造型を考える~雷神の世界~
時にインディーズプロレスの重鎮、時にミュージシャン、時に俳優.....様々な顔を持つのが矢口壹琅さん。
矢口さんとは沼津プロレス旗揚げ(2006年)の時からのお付き合いになります。
プロレスで町を元気に❗と各地でいくつもご当地プロレスを立ち上げ、そのいくつかは自分も関わっているのでそちらについてはまたいつかエントリーしようと思います。
さて、ご当地プロレス以外で矢口さんご本人の仕事となったのがこちら。
角付きテンガロンハット
『ライブの時に被りたいと言うことで角の付いたテンガロンハット作れますか?』
この時はまだ帽子自体作った事がなかったので正直「出来るんか?」と思いましたが、何事もぶっつけ本番でやってきたので「出来ますよ!」と二つ返事したのを覚えてます(笑)
テンガロンハットの作り方を調べに調べ、身体に比例して頭のサイズもビッグなので型紙も『これで合ってるの⁉️』と思いながら何とか形にしました。
プロレスマスクで使うラメ生地を使用してるのがミソです。
パンタロン
リングネームを矢口壹琅から雷神矢口に改名してから、NEWパンタロンのご依頼がありました。
雷神と言うくらいなのでやはり稲妻をイメージしたデザインに。赤と黒の硬派なコントラストで稲光で連想する黄色やゴールドを使わずに矢口さんの力強さを表現したつもりです。
角と文字
その後しばらくしてから入場用に用意したフード付きのマントに角を付けて、背中に雷神の文字を入れて欲しいと言う依頼が来ました。
送られてきたマントそのものも表が赤で裏地が黒でカッコいい。
角はテンガロンのような牛っぽい造型ではなく、悪魔的なイメージの造型にしてみました。
雷神の文字は大袈裟に言えば入場時のイメージを左右するので、少し緊張しながらレタリングし型紙を製作。
まずまず力強い感じにはなったかなと。
エナメル革で切り出して縫い付け、角もフード部分に縫い付け加工完了。
裏路地の角を曲がって立っていたらチビる案件ですw