パラグライダーな日々 「競技としてのパラグライダー」
毎度、ご訪問ありがとうございます。
パラグライダーが趣味のよねけんです。
今回は競技としてのパラグライダーについて話そうかと思います。
競技としての側面のパラグライダー
スカイスポーツの一つであるパラグライダーですが、競い合う競技としての側面もあります。JHF(※1)の教本によれば5種目ありますが、それ以外の1種目を入れて、合計6種目はあるようです。
競技の種類
JHFの示す5種目は下記ですが、自分も実際に競技を見たのはアキュラシーとゴールレースの2種目です。
1.アキュラシー
Accuracy:正確さ の意味ですが着地精度を競う競技です。まぁ簡単に言うと地面の指定されたポイントにどれだけ近く降りられるでしょうかゲームです。ランディングに設置されたターゲットに競技者は降りてきます。ターゲットからの距離で点数を決めて競います。
これまで説明してこなかったのですが、パラグライダーはフライトを始めたばかりの人や、遠くへのフライトやスピードが欲しい人などに合わせて様々な種類のパラグライダーがあります。車だと免許取り立てや街乗りの車や、スポーツカー、モータースポーツ用のレーシングカーといった感じです。アキュラシーでは着陸の安定性や着陸地点への操作性から初級機という初心者が選ぶ機体を使うことが多いようです。
石川県フライヤー連盟主催で実施した時のブログがありますので参考までに。
2.セットタイム
これは着陸時の時間の正確さを競う競技です。テイクオフからランディングまでの時間を測り、決めれらた時間にどれだけ正確に降りるかを競うようです。・・・様ですと言ったのは僕自身やったことも見たこともないので分からないところもあります。あんまりメジャーな競技ではなさそうです。
3.デュレーション
これは滞空時間を競う競技です。パラグライダー版の我慢比べでしょうか。ひたすら上昇気流を探して高度を高く保つ競技になりそうです。想像するに上昇気流の取り合いになったりして。僕自身やったことも見たこともない競技なのですが、これも、あんまりメジャーな競技ではなさそうです。
4.ゴールレース
パラグライダーの競技と言えばこれが最初に上がると思います。決められた複数のパイロン(指定された地上の座標)をどれだけ早く回ってゴールするかを競う競技です。パイロンを回るには高度が必要なのでソアリングの技術が必要になります。しかし、あまり高く上げてもゴールをする時に高度が余っても効率が悪く、高度が低くても先に仕掛けた方が有利という場合もあります。必要な高度を見極めて移動するなど駆け引きが必要な競技です。
2022年は獅子吼エリアで実施されており、その時のブログのリンクを貼っておきます。
5.キャッツクレイドル
これも実際に見たことはない競技です。指定されたパイロンを飛び、トータルの飛行距離を競う競技の様です。
究極の競技 X-Alps
「翼をさずける」で有名なRed Bullが主催の競技です。長距離のハイク&フライのレースと言えば良いでしょうか。ハイク&フライは以前の記事を見てください。
2021年はゴールがモナコではなく他のコースが取られました。オーストリアのザルツブルグからのスタートは同じで、ゴールはオーストリア内に設定されていました。距離は1,238kmです! 日本地図で示すと東京から九州の鹿児島や北海道の旭川をも優に超えます・・・。初めてこのレースを知ったときは、クレイジーの一言しか浮かんできませんでした。
これを徒歩(走ってる?)とパラグライダーだけで走破&飛破することになります。ちなみに2021年は次に示すコースでした。どのレースも同じですが標高の高い山岳地帯を飛びます。
2023年は開催年で既に選手の発表などがされています。コースはまだ発表されていませんが、とんでもないコースだと想像はできます。
日本からの参加選手もいます。∠(゚Д゚)/
いかがだったでしょうか。スカイスポーツであるパラグライダーの競技としての一面をお話してきました。パラフライヤーの全てが競技に参加しているわけではないのですが、やっている人の中には、これに人生掛けてますぐらいのガチな人もいます。パラフライヤーの多様性(?)の一つかもしれませんね。
まだまだパラグライダーな日々は続きます。
※1 JHF:日本ハング・パラグライディング連盟のこと。